ここはどこででしょう?
まるで異国の地に降りたったようでしょ?
私は新宿の雑踏の中にいた
夜、沢山の人で溢れかえっている人の中で
クレープを食べながら外にあったガーデンチェアーに座っていた
ざわざわと若者の話声と道行く人の中に身を置きながら
私は風に吹かれていた
雑踏の中に聞こえる音に耳を傾け
私は深いところで、すべての存在との一体感を感じていた
光の体験をした時と同じように
そこは山の中でもなく
人々が普通に歩き、会話をしている
まさにその中に
すべてがあった
あちこちでトラブルやケンカがあり
独りぼっちの悲しみにくれている人
浮浪者たち
そのどれもが共に地球を作り上げているピースのようだった
すべてと魂と共に奏でる音楽は
静寂の中の音と同じだった
久々に感じるワンネスは
私を震わせていた
その時私が感じたのは
世界は大丈夫だってことだった
師が言っていた
覚醒とは山の中で修行している人がするものでない
世界と自分は同じである
あなたの中が外側に投影され
あなたが出会うものはあなた以外の何者でもない
世界に恋をすることができれば
世界のすべての中に神を見ることができれば
あなたは一瞬にして自己を知るだろう
あなたは一体何を見るのか?
経済は崩壊しつつある
そして新しい世界が創られていくだろう
破壊がなければ創造もない
そしてこういう大きな変化の時に
集合意識が体験するのは不安と恐れである
怒りや悲しみ、感情が出てくるのは
一斉に色々な感情も出しきるためである
どの感情も同じであり、それはどの感情が出てきても
いいのである
ただのエネルギーである
世界はやがて、いい悪いの概念から解き放たれていくだろう
仏陀が最期に放つエネルギーのように
この世界は美しい
それが実現していくだろう