バチカンは一つの独立国
イタリアとバチカンの2つの国に行ったことになる
初日に着いてすぐ、バチカンへ
サンピエトロ大聖堂へは2日目に午前中と、午後の2回訪れた
大聖堂は十字の形をとっており、その真ん中に聖ペトロが埋葬されている地下がある
聖ペトロはキリストから直接鍵をもらっており、その鍵は天国への鍵だとされていて、
唯一鍵をもらったのがペテロなので
一番の弟子だったということだった
ただ実際はペテロがそこに眠っているかは議論がされているとのこと
システィーナ礼拝堂ではミケランジェロが書いた最後の審判を見た
この礼拝堂は、礼拝堂というより、パワーがありすぎて、静かに礼拝するという感じではなかった
圧巻という感じ
昔、師に言われたことがある
過去生で天上に天使の絵を描いていたことがあるんだ・・・と
私はきっと職人であり、画家でもあったのだろう
とても気難しい、頑固な職人・・・
私はミケランジェロではなかったが
ミケランジェロはきっと、そんな気質を持った人だったんだろうなと思った
残念ながら写真は撮れないので見せられないがこれは資料画像だ
これはラファエロの画
サンピエトロ大聖堂の中
バチカンを守っているスイス兵
サンピエトロ広場のオベリスク
スペイン広場
オードリーヘップバーンの映画でローマの休日という場所が沢山
トレビの泉は修復中。でもコインを投げるプールが用意されていて、そこにコインを投げた
うまく入れば、又ローマに戻ってこれるという言い伝えがある
無事、シュート。
スペイン広場では修復中のものが出来上がったということで
ポリスの楽団が演奏していた
オードリーヘップバーンが、この広場でジェラートを食べた
私もキウイとマンゴーのジャラートを・・・
びっくりするほど美味しい
これがメトロ
ジプシーやスリに会わなかった
ポリスが厳重に見回っていたからかな・・・
私のお気に入り
馬車が多かった
馬は大好き
これが真実の口
ちゃんと写真を撮ってあげるよって・・・
映画の撮影どおりに今も変わらない風景なんだと言っていた
コロッセオは、ここで大変な殺し合いをしていたと伝わっているが
本当はそうではないと言っていた
昔はテレビがなく、娯楽がなかったので、猛獣と戦う剣闘士がいて、
ベンハーという映画に出てくるラッセルクロウのような人は
実際にいたのだそうだ
でもライオンとかトラではなく、像とかキリンとかで、扉を開け像の尻をムチで叩くから
像が鳴いて、みんながびっくりして、それを猛獣と思っていたと言っていた
その戦いを見て、みんなが楽しんでいたということなのだが
実際に、死刑などでは、ここでライオンに襲わせたりとかがあったらしい
歴史が伝えているのが本当なのかは定かではないと常々感じることだ
ローマに来た時に歩きながら、神々のエネルギーでない方を感じることも沢山あった
これを見てほしいのだが、これ悪魔のサイン
そしてここを歩いていたら、鳩が実際に首なしで死体となっていた
それをキジのような鳥が食べていた
バチカンも神のエネルギーと、そうでないエネルギーの両方がある
英語のガイドがいてアメリカのツアーだったと思うけれど
横で耳に入ってしまった
バチカン美術館の入り口あたりにいる、名札を首にかけている人に注意してください
彼らはマフィアです
それを聞いてびっくりしてしまった
実はその前に私も声をかけられていたからだ
私は日本人ということを言って逃れたが・・・・
そのガイドのおじちゃんが言っている後ろに
実際にそのマフィアの団体の一人(唯一の女性だった)がいて
おじちゃんは振り向いて、ごめんなさいと言っていた
清濁併せ持つ
インドのように、聖なるものと暗闇の悪なるものが
交じり合っている
これでいい
サンピエトロ大聖堂では
ただ私は、やはり吸い込まれるように、真ん中へまっすぐに進んでいった
そこだけエネルギーが違っていた
私はカバンから泰三さんの遺骨を取り出して、そのエネルギーを一緒に感じていた
ずっと離れられなくなっていた
最後に訪れた時は、なんだか涙が止まらなかった
何が起きているのか分からず、ただただ、柱にもたれかかり、祈りを捧げていた
「すべての人に神の恩寵が注がれますように・・・
そして私の魂が行くべき道を示してください」
私の魂は完全に静かになった
すべての人と繋がっていることを深いところで感じていた
そして完了のフィーリングで満たされていた
私がここに存在するのは、すべての人との完全なる融合で成り立っていること
その交差するフィーリング・・・
宇宙から・・・そして地球のスピリットからの
音楽が聞こえてくるようだった
イタリアからフランスへの帰りの飛行機の中で
あの何とも言えない美しい光が差し込んできた
それはオレンジ色にさらに美しい光がオーラのように輝きを増したような
光だった
泰三さんはこれを見ているんだ
この美しい光の中で、彼は存在している
まるで天国のように、機内の中が光でいっぱいになっていった
一瞬の出来事だった
でも永遠の時間がそこに存在していた
私は大きく息を吸い、目を閉じた
私は一瞬、泰三さんと同じ天国に行ったんだ
そう思った
「もう大丈夫・・・・
私はもう大丈夫
残りの生きている時間を、私の魂が指し示す方向へ
私の一瞬一瞬を・・・・
魂の放射していく
泰三さんと離れることはない
現世で色々なことも起こるだろう
でも、それでも命がある限り・・・
放射し続けるよ」
泰三さんに向かって何度も何度も
「愛してるよ」
そう言いながら・・・・
私は再びパリに
フランスに帰ってきた
帰ってきたら、妹に奇跡が起きていた
「すべてはタイミングだ・・・・」
と泰三さんの声が聞こえてきた
その日はお彼岸だった