半袖はさようなら、秋物を出さないと朝は寒さを感じる。
一週間ほど歩行は中止していた。朝の空も写していないが久しぶりに今朝は歩いて来て空を眺めた。
ドンヨリと雲に覆われた空です。途中の道端でつんできたニラの花を飾る。私はこの花が好きなの!
人生には曲がり角が幾つもあったが、今回が最後になるだろうという時が来た。家仕舞いである。
息子二人は各自家を持ち家庭を持って生活している。爺婆の家は必要がなくなれば終りを迎えるのは当然である。自分の家がなくなるとなるとやはりさみしいし辛いものである。とりあえず次男が名義変更をすることになった。孫が住みたいという話もあったがまだ未成年なのでどうなるか分からない。
とりあえず与作爺が一人住まいに根を上げてしまったので致し方ないのだ。脳梗塞の後遺症で不自由な体で家を守ろうと頑張ってはいたが最早限度が来たのである。結婚して以来気の合わない喧嘩三昧の夫婦であったが、最後の終着点を何処に決めるかと言うことで一週間前家族会議を開いた。家のことなどは早く決められたが、爺の落ち着く場所が難しいのである。爺としては息子たちに世話になるのはイヤだという。
有料老人ホームもいくつか当たってみたが、寝たきり状態になった場合はそこには居られないし全般的にヘルパーを頼むと経済的に無理がでる。私の生活もあるから・・・難しい問題だ。
何億の持ち主でないと思うような最期は迎えることはできないのは当たり前である。いかに普通に最期を迎えられるかが問題である。うちの爺の考えが考えが甘くて未だに昔から長男が家を継いで親を看るという昔ながらの定番を口に出すので呆れてしまう。
でも実際には息子に世話になるのはイヤだと思っている。そこで2,3施設を見学してまわってきた。ケアマネさんとも話し合って施設周りをしたのである。10日間があっという間に過ぎていった。
私には爺が決断するまで一切口を出すなと言われていたのだ。爺がどんな結論を出すか見守るしかない。