できそこないのインスタレーションでしょうか、天気のいい日の散歩の途中に見つけました。
歩道の上に設置してある電話の配線が詰まっている(?)金属の箱の上の生首。
模様を描いたりリボンを巻いたりして飾るプラスチック製のイースターエッグだと思います。
頭頂部分がこんなふうに禿げている人がイギリスにはほんとうにたくさんいます。(例;うちの夫)
前の部分から髪を漉きかける「ハゲ隠し」をやる人はイギリスでは皆無ですから。
表面をラミネート加工した黄土色の紙にしっかりと貼り付けてあります。
その紙は電話の配線箱(?)にしっかりとくっついて、ただの一部分も持ち上がりません。
読んでみて、すぐそばのガストロ・パブ、ジョリー・セイラー Jolly sailor のQRコードがついた案内シートだということがわかりました。
テーブルに貼り付けてあったのを誰かが持って出ちゃったんですね。
昨日からここストックポートを含むグレーター・マンチェスター全域が地域別危険度の第三段階(tier 3 非常に危険)に引き上げられました。
マンチェスター知事との補償に関する合意なしにです。
産業や人々の生活に複雑で厳しい規制が課されることになります。
パブは昨日から28日間(暫定)閉鎖されます。
ただし、おなかを充たす量の「食事」を供すれば営業を続けられます。
(食事を注文しない客にはアルコール飲料を販売できません)
このジョリー・セーラーは食事が売り物の「ガストロ・パブ」ですから問題ありません。
イースター・エッグの生首が貼り付けられていたQRコードつきシートは危険度第三段階に引き上げ以前のパブ利用に関する決まりが書かれていました。
バー(カウンター)に行って飲み物を買う際にテーブル番号を言って食事も注文するイギリスのパブではおなじみのシステムが数週間前に、コロナウィルスの感染拡大を防ぐための法律で禁止になりました。
「テーブルまでウェイターが注文を取りに伺います。アルフレスコ al fresco (屋外席)の場合はバーで注文してください。飲み物もテーブルにお持ちします」というようなことが書かれています。
QRコードが「(飲み物を注文する前に)私をスキャンしてください」と言っています。
この、注文前にスマートフォンでスキャンして個人を認証するシステムは政府の鳴り物入りで始まったTest and Trace (検査追跡)システムなのです。
システムのアプリケーションを自主的にダウンロードするようSNSなどで呼びかけています。
1000万人以上の人がすでにダウンロードしているそうです(政府発表)。
感染が判明した人が利用したパブやレストランその他の公共施設にその時間にいたことが特定されたら直ちに同居人全員とともに検査を受けるよう連絡が来る仕組みです。
身近な感染状況などもライブで配信してもらえるようです。
私はパブや飲食店を利用するつもりもスーパーマーケットとコンビニ以外、人が集まる場所に行くつもりも一切ないので、ダウンロードしていません。
このジョリー・セイラーのウェッブサイトを見てみると、Test and Trace アップを入れていなくても連絡先を紙に書いて残せば利用できるそうです。(な~んだ、意味ない)。
スキャンした証拠でも見せないと飲み物を注文できないのかと思ったのですがそんなことはないようです。
政府の広報にも「アップを入れていないことを理由にサービスの提供を断る必要はない」と書かれていました。
一昨日、保守党政府は公言していた「1日500万人の検査を可能にし、検査から24時間以内の感染者の隔離、接触者の追跡、検査を実行する」方針をやりそこなったことを認めました。
感染者数抑え込みに成功している他国に倣って検査追跡を徹底しさえすれば経済活動への規制は必要ないと主張していたのですが、検査数は当初の目標にぜんぜん達せず、結果が出るまでの時間もかかりすぎ、おまけに追跡システムにはほとんど効果がないらしいので感染者が知らずにウィルスをまき散らしているのをとめようがなくなっているのです。
感染者数激増の今、人のいるところに出ていけば危険は避けられないという認識が高まっています。
そうそう、この QRコード、このシステムが始まったばかリの10月の初め、パンデミック開始以来初めて入ってみたスーパーマーケットの併設カフェのレジ横にスキャンするようおいてあったのでした。
そのアップが入っていない私のスマートフォンは認証できなかったわけです。
あとで撮ったコードの写真をよく見て気がつきました。
カフェに行った時のことを書いた記事のリンクです☟
半年ぶりにカフェで飲んだ一杯のコーヒーとコロナウィルスパンデミックの感染第二波を迎えたイギリスの対策状況
ジョリー・セイラーでは平日すべてのピザを3割引きにするそうです。
アルコール飲料を飲んでもらうための苦肉の策のようです。
名物のカーヴァリーとクイズ・ナイトは中止です。
いったん席についたら原則として席を離れてはいけない決まりです。
席を立つ際はマスクをしなければいけないのです。
ジョリー・セイラーのカーヴァリーとクイズ・ナイトについて書いた去年の記事のリンクです☟
落ち着いて食事ができる地元のパブで、ローストディナーの夕食....のはずが庶民派ざわざわパブの名残は消せず....中途半端なコンセプト
同居人以外との同席は禁止で予約必須、行った記録を残さなくてはならない、しかも感染の可能性がないわけではないパブでぜひ飲食したい!という人がどのくらいいるのでしょうか。
あ、私が勝手に「私は利用しない」と決めているだけなので、必要事項をクリアして通常どおりパブでの食事を楽しもうと思っている人もたくさんいるはずですね。
もし第三段階の地域のパブやレストランで食事して「思ったより煩わしくなかった、慣れれば普通」「静かでかえって雰囲気がよかった」「楽しかった」「安全だった」という感想をもたれたイギリス在住の読者の方がいらしたら、お話を聞かせていただきたいです。(興味津々です)
うちに来て3週間、あっと驚く成長ぶりのタイベリウスと母、リヴィア。
歩道の上に設置してある電話の配線が詰まっている(?)金属の箱の上の生首。
模様を描いたりリボンを巻いたりして飾るプラスチック製のイースターエッグだと思います。
頭頂部分がこんなふうに禿げている人がイギリスにはほんとうにたくさんいます。(例;うちの夫)
前の部分から髪を漉きかける「ハゲ隠し」をやる人はイギリスでは皆無ですから。
表面をラミネート加工した黄土色の紙にしっかりと貼り付けてあります。
その紙は電話の配線箱(?)にしっかりとくっついて、ただの一部分も持ち上がりません。
読んでみて、すぐそばのガストロ・パブ、ジョリー・セイラー Jolly sailor のQRコードがついた案内シートだということがわかりました。
テーブルに貼り付けてあったのを誰かが持って出ちゃったんですね。
昨日からここストックポートを含むグレーター・マンチェスター全域が地域別危険度の第三段階(tier 3 非常に危険)に引き上げられました。
マンチェスター知事との補償に関する合意なしにです。
産業や人々の生活に複雑で厳しい規制が課されることになります。
パブは昨日から28日間(暫定)閉鎖されます。
ただし、おなかを充たす量の「食事」を供すれば営業を続けられます。
(食事を注文しない客にはアルコール飲料を販売できません)
このジョリー・セーラーは食事が売り物の「ガストロ・パブ」ですから問題ありません。
イースター・エッグの生首が貼り付けられていたQRコードつきシートは危険度第三段階に引き上げ以前のパブ利用に関する決まりが書かれていました。
バー(カウンター)に行って飲み物を買う際にテーブル番号を言って食事も注文するイギリスのパブではおなじみのシステムが数週間前に、コロナウィルスの感染拡大を防ぐための法律で禁止になりました。
「テーブルまでウェイターが注文を取りに伺います。アルフレスコ al fresco (屋外席)の場合はバーで注文してください。飲み物もテーブルにお持ちします」というようなことが書かれています。
QRコードが「(飲み物を注文する前に)私をスキャンしてください」と言っています。
この、注文前にスマートフォンでスキャンして個人を認証するシステムは政府の鳴り物入りで始まったTest and Trace (検査追跡)システムなのです。
システムのアプリケーションを自主的にダウンロードするようSNSなどで呼びかけています。
1000万人以上の人がすでにダウンロードしているそうです(政府発表)。
感染が判明した人が利用したパブやレストランその他の公共施設にその時間にいたことが特定されたら直ちに同居人全員とともに検査を受けるよう連絡が来る仕組みです。
身近な感染状況などもライブで配信してもらえるようです。
私はパブや飲食店を利用するつもりもスーパーマーケットとコンビニ以外、人が集まる場所に行くつもりも一切ないので、ダウンロードしていません。
このジョリー・セイラーのウェッブサイトを見てみると、Test and Trace アップを入れていなくても連絡先を紙に書いて残せば利用できるそうです。(な~んだ、意味ない)。
スキャンした証拠でも見せないと飲み物を注文できないのかと思ったのですがそんなことはないようです。
政府の広報にも「アップを入れていないことを理由にサービスの提供を断る必要はない」と書かれていました。
一昨日、保守党政府は公言していた「1日500万人の検査を可能にし、検査から24時間以内の感染者の隔離、接触者の追跡、検査を実行する」方針をやりそこなったことを認めました。
感染者数抑え込みに成功している他国に倣って検査追跡を徹底しさえすれば経済活動への規制は必要ないと主張していたのですが、検査数は当初の目標にぜんぜん達せず、結果が出るまでの時間もかかりすぎ、おまけに追跡システムにはほとんど効果がないらしいので感染者が知らずにウィルスをまき散らしているのをとめようがなくなっているのです。
感染者数激増の今、人のいるところに出ていけば危険は避けられないという認識が高まっています。
そうそう、この QRコード、このシステムが始まったばかリの10月の初め、パンデミック開始以来初めて入ってみたスーパーマーケットの併設カフェのレジ横にスキャンするようおいてあったのでした。
そのアップが入っていない私のスマートフォンは認証できなかったわけです。
あとで撮ったコードの写真をよく見て気がつきました。
カフェに行った時のことを書いた記事のリンクです☟
半年ぶりにカフェで飲んだ一杯のコーヒーとコロナウィルスパンデミックの感染第二波を迎えたイギリスの対策状況
ジョリー・セイラーでは平日すべてのピザを3割引きにするそうです。
アルコール飲料を飲んでもらうための苦肉の策のようです。
名物のカーヴァリーとクイズ・ナイトは中止です。
いったん席についたら原則として席を離れてはいけない決まりです。
席を立つ際はマスクをしなければいけないのです。
ジョリー・セイラーのカーヴァリーとクイズ・ナイトについて書いた去年の記事のリンクです☟
落ち着いて食事ができる地元のパブで、ローストディナーの夕食....のはずが庶民派ざわざわパブの名残は消せず....中途半端なコンセプト
同居人以外との同席は禁止で予約必須、行った記録を残さなくてはならない、しかも感染の可能性がないわけではないパブでぜひ飲食したい!という人がどのくらいいるのでしょうか。
あ、私が勝手に「私は利用しない」と決めているだけなので、必要事項をクリアして通常どおりパブでの食事を楽しもうと思っている人もたくさんいるはずですね。
もし第三段階の地域のパブやレストランで食事して「思ったより煩わしくなかった、慣れれば普通」「静かでかえって雰囲気がよかった」「楽しかった」「安全だった」という感想をもたれたイギリス在住の読者の方がいらしたら、お話を聞かせていただきたいです。(興味津々です)
うちに来て3週間、あっと驚く成長ぶりのタイベリウスと母、リヴィア。