3日連続の晴天です。
今日の話題は庭のリンゴ、続編です。アマゾンで注文したジャム・ジャー jam jar (ジャム用のビン)が届いたので、昨日、アップル・ソースを作りました。
前回の記事です☟
やっと生育環境が整ったわが家のリンゴの木、小雨の中のリンゴの収穫
昨日つかったのは20個ぐらい。2㎏ぐらいはあったはずです。
コーラー corer で芯をくりぬいて、ピーラーで皮をむいて、ほうちょうで四つ切りにして、濃い塩水に放り込んでいきます。
夫が芯のくりぬきを手伝ってくれました。
皮むきがくりぬきに追い付かず、穴が貫通したリンゴがたまっていきました。早く塩水につけないと穴の内側が茶色く変色してしまいます。見かねて夫もコーラー兼ピーラーで皮むきをはじめました。
夫がむいたリンゴは皮といっしょにゴツゴツと果肉も大きくそがれ、リンゴとは思えない形状になりました。使いきれないほどあるリンゴは煮つぶせば形はなくなるので気にしないことに...ニュースを見ながら黙々と作業しました。
塩水にレモン1個分のしぼり汁も入れてみました。レモン汁もリンゴの果肉が茶色くなるのを防ぐ効果があります。そのまま食べると酸っぱい料理用のリンゴなのですが、塩水とレモン汁にしばらく浸けると甘みが引き立って生でもおいしく食べられました!
途中で、四つ切りにしたリンゴをいったん塩水からだして、薄切りにしてまた戻しました...薄切りにした方が火の通りが早いととつぜん気がついたからです。
ミキシング・ボールがいっぱいになったら、塩水を切ってすこしずつお鍋に移していきました。
お鍋が三分の二ぐらい、塩水にどっぷりのミキシングボールがいっぱいになったところで作業中止。テーブルに3個残ったリンゴは次回使うことにして棚の上に戻しました...ジャム・ジャーが足りるかどうかわからなかったものですから。
ひたひたに浸る量の水と、ディナー・スプーン(大さじ)3杯のグラニュー糖をくわえ、30分も中火で煮続けるとスプーンでつぶせるほど柔らかくなってきました。
リンゴから出た水分で思ったより水っぽくなってしまいました。なめらかに仕上げるため、ブレンダーを突っ込んで攪拌し、弱火で水分が減るまでもう30分ほど煮つめました。途中で、ちょっとなめらかすぎると感じたので薄切りの塩水に浸したリンゴを加えてみました。...これが「第1の鍋」。
甘さ控えめで、おいしくできました。
ジャム・ジャーとふたを煮沸消毒中のお鍋ふたつとリンゴの鍋の、計三つとも弱火で加熱したまま...
アツアツのアップルソースをアツアツのジャム・ジャーに大きなレードルでそこら中にこぼしながら詰め込み、すかさずアツアツの金属ふたを閉めました。
殺菌は万全、このまま1年ぐらいはもつはずです。
以前、ビクトリア時代のおばあさんの知恵袋のような番組で見た、ジャム・ジャーの中にブランデーに浸した紙を落としブタのように押し込むとより保ちがよくなる...というライフハックを試してみたかったのですが、残念、うちにはブランデーなんかありません。
水気を切ったボールに残ったもう半分は水を少なめ、30分で仕上げました。この「第2の鍋」はブレンダーにはかけず、フォークで潰したゴロゴロバージョンです。
オレンジとナス紺色のチェックのふたが、半ダース買った新品のジャムジャーです。かわいかったので衝動買いですが...けっこう高かったです。
(ゴロゴロ・バージョンは右側の4つ)
赤いチェックは、フランスの老舗ジャム会社、ボンヌママンのジャム、黒いふたはケイパーのピックル、手前のSALSA DIP と書かれたトマトの絵まで入ったみっともないふたは言わずと知れたサルサ・ソースの空きビン流用です。
もっと前からビンをためておけば無駄使いせずにすんだんですよね...。チャツネやら粒マスタードやら、たくさん捨ててしまっています。
オレンジのチェックのふたの新品ジャムジャーがひとつ、キムチ(強烈なキムチ臭は塩水で洗って抜きました)とオリーブのビンが使われずに残りました。煮詰めたら思ったよりカサが減るものですね。次回からの量の目安にします。
全てのリンゴをアップルソースにして保存するには、あと10個は250ml入りのジャムジャーが必要でしょう。
手間と「初期投資」を考えれば、市販品を買った方がぜったいお得なのですが....
夫がアップルパイが食べたいと言うので、来週、薄く切ったリンゴの形を崩さずに甘く煮ることにします。(ジャムジャーは不要!)半日つぶした自宅の庭のリンゴ料理...実はすごく楽しかったです!
まだ、庭のリンゴの木には15個ぐらい枝についたままのリンゴが残っています。洗濯ものを干す時に私が頭を枝にぶつけ、2つコロコロっと落としました。
イチゴ ジャム作りですね
お二人で 出来る 事が 一杯ありそうで
楽しいですね
浅井さんは奥様のお手伝いはされないのですか。主婦の中には台所を勝手に使われるのがイヤな人も多数いると聞きましたが、浅井さんのような仲の良さそうなご夫婦ならちょっと参加されても...楽しいんじゃないかと思います。
ひとつはブルュンナリングというウチの州特有の種で、緑の実をつける木。あとの二つは赤くなる実をつける木ですが、種類は不明。3つとも実の大きさはせいぜい6cmほど。そのまま食べて美味しい種類です。今月に入ってから毎日、赤い方の2本の実が数個ずつぼたぼたと地面に落ちているので、仕方なく集めて窓際に並べて置いてあります。
うちの旦那はリンゴが好物で普段から毎日食べているのですが、流石にそれでも消費が追いつかず(私は交差アレルギーで生のリンゴは食べられないのです)、仕方ないのでこのところ毎週のように(異なる)ケーキを焼いています。ま、その程度では窓際のリンゴは増えるばかりですが。
リンゴはオーストリアのナショナルフルーツと言ってもよいかと思います。有名なのはお菓子のアプフェル(アップル)シュトゥルーデルで、アプフェルシュトゥルーデルと言えばA・シュワルツネッガー「ママのアプフェルシュトゥルーデル」かと。彼の出身地、シュタイヤーマルク(英語では Styria)州はリンゴの産地でもあります。
アップルサイダーはオーストリアでは Most モストと呼ばれる飲み物になります。アルコール度数が僅かに高めのようです。(4〜8%)
むかーし、どこかで読んで以来「イギリス人にとってのリンゴは Cox Orange!」と思っていました。
リンゴソース、茶色くならずにキレイにできてますね!美味しそうです。何に使うのですか?
僕は 食べる 以外の手伝いをしません
男子厨房に入らずを 守ってます
出されたものに 良いは 言いますが
悪いときは 食べ残すだけで
食欲が無いと 言います
食べられるリンゴがなる木が3本なんて本当にうらやましいです。(お庭、大きいんですね!)うちのは、受粉しなくていい、病害に強いという庭木としての実用性で選びました。結婚祝いに木を贈るのは夫の家庭の習慣なようです。
旦那様がリンゴがお好きなら、トリやムシの餌食になる前に全部もぎ取っちゃって窓際に並べた方がいいのでは...?と思っちゃいました。
アプフェル・シュトゥルーデンはストックポート日報でも毎年記事にしているマンチェスターのクリスマス・マーケットでもグルーヴァインやジャーマン・ソーセージと並んで人気の、英国人にとっては「クリスマスの味」です。ドイツのお菓子として知られていますが、オーストリアでもご当地バージョンがあるのですね。シュワルツネッガーのシュトゥルーデンは初耳です。調べてみます!
ドイツ、オーストリアは英国人にとって人気のある海外旅行先ではありません。暑くないからです!!でもなぜか、クリスマスの頃にはグリム童話のような世界が英国人の憧れの対象になっているようです。20年ほど前までは、マンチェスターのクリスマス・マーケットは「(本場)ジャーマン・マーケット」と呼ばれた「ドイツ物産展」のような様相でした。今では世界中の名産を売るインターナショナルな雰囲気が売り物になっています。
アプフェル・シュトゥルーデンは年間を通じて冷凍がLiddle で買えます。
ところで、日本では英国人は誰も知らない「ウィンナコーヒー」なんてファンシーなコーヒーが私の子供の頃から喫茶店で飲まれていたのに、シュトゥルーデンは知られていませんね。(ウィンナコーヒーって本当にオーストリア人は飲むんですか)
収穫したリンゴで作ってみようと思いつきました!レシピはたくさん見つかります。
アップルソースは、ジャムとしてさっそくトーストに塗って食べました!
プレーンヨーグルトに混ぜて食べるのもおススメです。
あと、夕食用に作ったサラダ用の「オニオンドレッシング(日本のレシピ)」にかなりの量を混ぜてみたら、タマネギの辛みが苦手な夫と娘が喜んで食べてくれました!!日本ではオニオンドレッシングが苦手な子供用には、すりおろしたリンゴをレンジでチンして混ぜるらしいので応用です。手軽でした。
アップルソースのそもそもの用途は、 ソーセージとポーク料理一般の付け合わせです。冷たいポークパイにも合いますよ。
シナモンやレーズンを加えるとお菓子用に限定されるので、あえてお砂糖だけで煮ました。
使い道はそのうち記事にします。
私自身コーヒーは昔からブラックで飲むので、「ウィンナーコーヒー... そう言えばあったような」というくらいでどんなものなのかよく分からず、調べてみました。「ウィンナーコーヒー」はコーヒーにホイップした生クリームをのせたもののようですね。だとすると、そういうコーヒーはオーストリアにはありません。ウィンナーコーヒーと呼ばれるコーヒー(多分ドイツ語にすれば Wiener Kaffee ヴィーナー カフェー となるのだと思いますが)もありません。
おそらくそれに相当するのは、(Wiener) Melange (ヴィーナー) メランジェ と呼ばれる、ミルクコーヒーに更に泡立てたミルクをのせたものになると思います。カプチーノと同じか?と思われそうですが、違いは、カプチーノがエスプレッソベースなのに対して、メランジェはモカと呼ばれる濃いけれども普通のコーヒーベースで、カプチーノのほどミルク泡の量が多くなく、“泡で絵を描く”こともないかと...。
ただ、このメランジェというのもウィーン特有で、うちのあたりだと Brauner ブラウナー(braunは英語のbrown)というミルクコーヒーになります。厳密には異なるもので、ブラウナーにはミルクの泡はのっていないはずなのですが、見た目にはあまり変わらない気がします。私の周囲には普段、この辺りのカフェで「メランジェ」を注文する人がいないので、メニューにメランジェがあるかどうかもわかりません。
ドイツではミルクコーヒーを(そのまま) Milch Kaffee ミルヒ カフェー と呼ぶのですが、大学の同級生の奥さんで、35年以上広島に住む東独出身の女性とうちの近所のカフェに行った時、彼女は以前にウィーンで「Milch Kaffee」を注文して瞬時に「しまった!」(別に悪いことでも何でもないのですが)と思った経験から、そこでは「Melange」を注文したので、「この辺りでは Brauner って言います」と教えました。どう頼んだって通じるんですけどね。
しばらく前に義妹が「オーストリアには生の卵の黄身を入れるコーヒーがあるんですって?!カイザー・メランジェとかいう?」と聞いてきたので、サルモネラ菌を怖れて生卵なんか絶対に食べようとしない、ティラミスですら卵抜きで作るオーストリア人が?と私も驚いて調べてみたら... ありました!ハチミツと卵の黄身とブランデー/コニャックを入れるそうです。本来のミルクコーヒーではもうありませんね。周囲のオーストリア人達は知りませんでした。「ウィーンの、それもよほどの老舗のカフェあたりでないと無いんじゃない?」ということです。
ヨーロッパに初めてコーヒーをもたらしたのは、ウィーン近郊まで攻め入って来たトルコ人で、彼らが撤退した後に残されていた豆をオーストリア人が見つけた、という話ですが。コーヒーやカフェは確かにウィーン文化の一部でしょうね。
ごめんなさいね、また長くなってしまいました。
興味深い解説をありがとうございます。
「ウィンナ・コーヒー」に関するリンクです☟ちゃんと貼れているかな?
https://hollys-corp.jp/about_coffee/20190913859/
他のサイトにも同じ説明がありました。
この「アインシュペンナー」なるコーヒーは、現在オーストリア、ウィーンにはないんですね!?類似したものはあるにしても...?
この類の、日本人が好むウンチクは《根拠のない大うそ》ってことは、まずないはずです。日本にコーヒー文化を紹介したと言われる上島コーヒー(UCC)までこのアインシュペンナーについて書いていますし。
本当に辻馬車の頃には流行ったのかもしれないけど、今はだーれも飲んでいないってことなんですね。
日本人女性がウィーン観光に行って「アインシュペンナー」を注文したがりそうなものですが...ウィーンの観光地では心得たもので、H.Wさんが書かれた「ヴィーナー・メランジェ」でも出して、「これがアインシュペンナーですよ」なんて言っているのかもしれませんね。飲んだ日本人も写真をインスタグラムにあげて「本場のウィンナ・コーヒーをウィーンで飲みました」なんて投稿しているのかも。
イギリスでは今でも家庭や職場で略式の「アフターヌーン・ティー」の時間があると信じ込んでいる日本人女性が一定数いるようですし、アフターヌーン・ティで出てくる1口大のキュウリのサンドウィッチがイングランドの代表的なサンドウィッチと思っている人もいるみたいなのと似たようなものだと思います。(キュウリのサンドウィッチなんて食べている人を見たことありません!まずそう)
英国ではコーヒーと言えばイタリアのエスプレッソ・スタイルです。オーストリアがコーヒー文化に造詣が深いなんてことを知らない人が多いと思います。その点、日本では海外旅行をする人がそれほどいたとは思われない1970年代に、「ウィンナ・コーヒー」なんてしゃれたものを喫茶店で飲んで、異国の土地のコーヒー文化に思いをはせた...なんて洗練されていたと思います。
メランジェ=メレンゲ?は泡立てた卵白のことではありませんか?オーストリアのコーヒー文化では泡立てたミルクのことを「メランジェ」と言うのですか?見た目は泡立てた卵白とも似ていますね。で、カイザー・メランジェは卵黄を使っているんですか、卵白じゃなくて?あ、メランジェって日本で言う「メレンゲ」とは関係ない?
https://hollys-corp.jp/about_coffee/20190913859/
この名前、確かにどこかで聞いたことがあるような気もします。が、カフェでメニューを見てコーヒーを注文することはまずないので、気が付きませんでした。やはりウィーンのものなのでしょうね。周囲でこれを頼んでいる人も見たことがないので、年配のウィーン人(?)の知人に次に会う機会にでも少し聞いてみます。
ちなみに、こちらでアイスコーヒー(Eis Kaffee アイスカフェー)と言うと、これにバニラアイスが入ったものになります。
メランジェ Melange はフランス語の Mélange「混ぜ合わせたもの」からきているそうです。
昔、こちらに遊びに来ていた友人とウイーンで落ち合ってカフェに行った際、彼女は注文を尋ねるお姉さんに「メランジェを」と即答して、私の方が少し驚いたことがあります。予習してきたのだと思います。
イギリスのテレビドラマを見いていると、やはりコーヒーよりはお茶(紅茶?)を飲んでいるシーンの方が多いように思うのですが、実際にはどうなのでしょう?例えばオーストリアやドイツならば、人が訪ねて来た時など大概「コーヒーでも?」と訊くところ、「お茶でも?」となるのでしょうか?
大好きだった Lewis などはビールのシーンも多かったようにも思いますが。
(ブラウザにセキュリティープログラムを入れているのですが、リンクをクリックすると警告が出てしまいます。社名で検索してそこから飛ぼうとしても同様なので、サイトの仕様に何か引っ掛かるところがあるのかも知れません。)