ストックポート、タウンセンターです。
あらら、生木のクリスマスツリーは12月になるまでおあずけだ...みたいなことを先週書いたのですが、もう特大のが据え付けられています。こんなに大きく成長した生きた木をたった2ヶ月飾るために伐採して枯れさせるなんてもったいないです。1月6日まで2か月も保つのか疑問です...保つんでしょうね。
国道A6沿いのマージー・スクエア Mersey Square です。ショッピングセンター、マージーウェイ Merseyway の入り口から撮りました。
マージーウェイ、内部です。
マージーウェイの通路には毎年おなじみになったギビング・ツリー the Giving Tree がたてられました。
クリスマスの朝にプレゼントをもらえない事情のある子供たちがいます。子供たちにプレゼントをあげすぎていることを自覚しているひじょうに多くの親たちはドキッとする事実です。
子供たちは祖父母はじめ多くの親戚たちからもたくさんのプレゼントをもらいますし。
毎年出没するこの白いクリスマスツリーには恵まれない子供たちの欲しいものが書かれた「短冊」が下がっています。
10歳の男の子が「スポーツ関連のおもちゃ」を(手前)、8歳の女の子が「光るスクーターとヘルメット」を(左奥)希望しています...☟
この時期、すでにクリスマスプレゼントを買い始めるのに奔走する人々がちらほら見受けられます。
身のまわりのあらゆる人にあげまくる(しかも必ずしも喜ばれるとは限らない...むしろ、えーなにこれ、いらない...のほうが多そうな)クリスマスプレゼントの大量買いに疑問を持つ人は多いはずです。
特に子供へのプレゼントの習慣を見なおそうという提唱の一番よく知られたものは「クリスマスプレゼント5つのルール 5 Gift Rules for Christmas」です。
①欲しいもの ②必要なもの ③身に着けるもの ④本 ⑤楽しい思い出... をそれぞれひとつずつ。
...実質、「おもちゃ」は①の「欲しいもの」たったひとつだけになっちゃいますよね。実行している家庭は本当にあるのかな。
好きな短冊を木からとって、その子供の欲しがっているものをラッピングして、短冊といっしょにこの備え付けの業務用のゴミ箱に入れておけばその子供に届くそうです。今のところ、カラッポ。
(このゴミ箱は以前、小さくなった子供の学校用制服を寄付するためにおかれていました)
恵まれない子供たちがクリスマスの朝に開けるプレゼントが見知らぬ人の善意で贈られたこのひとつだけだったとしたら...一般の家庭の子供が受け取る50個のクリスマス・プレゼントのひとつひとつより、はるかに重みのある喜びをもたらすのでしょうね。
ほんとうに考えさせられるこの時期です。
となりの威圧的なクマのベンチにはゴテゴテと電飾が張り巡らせてあるのに、電気がついていないのが気になって...
もしやと思って、座ってみました。そしたら途端に...
キラキラと走るように動く、「チェイサー」タイプの眩い光が灯り、耳元で「うひゃひゃひゃひゃ、うひゃ、うひゃ、うじゅー(よだれを含んだ笑い声)」という複数の幼児の笑い声(たぶんAI)が聞こえてきました。...薄気味わるすぎです。
なるほど、省エネタイプだったか。私が立ち上がったら笑い声もチェイサーライトもピタッと止まりました。
2週間以上前に、これが設置されたばかりの時、いやがる夫と並んで座ってセルフィーを撮って、息子と娘に送ったのですがその時は無灯でいたって静かでした。
ショッピングセンターを見下ろす丘の上にあるセント・ピーターズ・スクエア Saint Peter's Square にもクリスマスツリーがたてられていました。
たくさんの吹きだまった落ち葉をまとめて袋に詰めたのはいいものの、おきっぱなし。
後ろに見えている、ストックポート選出の19世紀の代議士、リチャード・コブデン(穀物法の廃止に尽力した地元の名士です)の像の足元には腐りかかったハロウィーンのカボチャの残骸が積まれていました。イタズラ行為の犠牲者、コブデン像の受難もあいかわらずです。
赤い羽根募金も NHKの歳末募金も
見なくなりましたね
年末の商店街の セールも 売り子に 若い方が
少なく 何時もの お年寄りが
古びた ちゃんちゃんこ 着て
立ってましたね
今 若い女の子が 並ぶのは マクドナルドの
新商品の 時ですね
私が大学生の時、おそろいのトレーナーを着て新商品のサンプルを配り歩く女子大生アルバイトが盛んでした。私もやったことがあります。マクドナルドのってそういうののことですよね。
もうあまりないのでしょうか。私たちは販促キャンペーン会社に登録して仕事をもらっていました。各企業はとても力を入れていたはずです。
今年の年末は、日本ですごすことになりそうです。歳末歳時記が楽しみです。