イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

景気の悪い通りの店じまいしたゲームショップの跡地に開いた新コンセプト、「ゲームカフェ」とは?

2024年11月16日 19時19分02秒 | 英国の、生活のひとコマ

2週間前の土曜日にストックポートのタウンセンター...

有数の不景気な「シャッター街」、 Princeses Street に用事があって行きました。

以前、コンピューター・ゲームショップだった店舗に、「ゲーム・カフェ」なる興味深いビジネスが店開きしていました。

週末だけあってそこそこ繁盛していました。許可を得て取った写真です。

昨年、そのゲーム店が閉店投げ売りセールをしていたのを通りがかりにみつけ娘と入ってみた時に、ゲームソフトの売り場が劇的に縮小、ゲームキャラクターのライセンス商品と、普通のおもちゃにおもな売り場スペースが割かれていたことに驚きました。子供たちが小さかったころはよく行った店の10年ぶりぐらいの来店でした。

スマートフォンにダウンロードしたゲームやインターネットゲームが主流の今、ゲームソフトはあまり売れなそうです。買う人もオンラインを利用するのでしょう。

その同じ場所でむしろ時代に逆行した「卓上ゲーム tabletop game」で遊べるカフェが店開きしたのはとても興味深いです。

私がボランティアをしているチャリティショップ、オックスファムでは毎年この時期になると中古の卓上ゲームが年配の人によく売れます。

クリスマスに孫が来るのでしょうか。ふだんはコンピューターゲームに夢中の孫たちもおじいちゃんおばあちゃん孝行で家族ゲームを楽しんでくれるのかもしれません。

私と同年代のお客さんが「今、卓上ゲームが若い人たちの間で再流行している」と教えてくれました。なるほど、ゲームカフェがオープンするぐらいですから、確実に需要が伸びているのでしょう。

その人の子供は、うちの子供たちと同様、子供時代に卓上ゲームを楽しんだ世代ではなさそうです。

28歳のうちの息子が卓上ゲームで喜んで遊んだのはせいぜい9歳ぐらいまで、以後、ゲームボーイに夢中に。当時は男の子だった6歳下の娘にゲームボーイを買い与えたのはもっと早かったはずです。息子はかなり長い間ゲームボーイを楽しみ、大人になってからXボックスを買いましたが、娘世代はクラブ・ペンギンやマインクラフトなどインターネット・ゲームにすぐ移行しました。

私の家では木の箱に入ったコレクター・エディションのモノポリーを買ってから、1~2年にいちど成人した子供たちと家族でプレイします。私はいつも最初に破産します。

平日にそのゲームバー、the Dice Box に戻ってみました。実は家族で卓上ゲームをやりたくて、SNSサイトに入ってくる広告動画をけっこう熱心に見ています。ゲームの種類のリサーチです。

ガラガラ。

「今度家族を連れてきたい」と言って見学、熱心な店員が説明してくれました。(私がいた20分足らずの間お客の数はゼロ)

カフェなので、お値段が高めのドリンクや軽食を注文しなくてはなりません。そしてプレイ料金が1時間大人1人、2ポンド(高い!子供は無料)

在庫のゲームの種類は現在700種!

お客は最新のゲームをいろいろ楽しみたいであろうことを予想して、スタッフはほとんどの人気ゲームの遊び方に精通しているそうです。遊び方を読んで理解するのに最初の1時間を費やしてしまうことがないようにセットアップなど手伝って説明してくれるとか!

「店長のおススメ」みたいな棚で見つけたカードゲームです。箱の憎々しいゴキブリのイラストがたまりません。

「ゴキブリポーカー、ゴキブリのたわごと」。相手のウソを見抜くゲームだそうです。一瞬、コーヒーを買って2ポンド払って1時間座って店員にゴキブリポーカーを教えてもらおうか...と思ったほど私の興味を引きました!(実行しませんでした)

「広場」とか「百の鳥居」とかカードを並べてつなげる日本情緒もののゲームも興味を引きました。遊んでみたいとは思えませんが、錦鯉、蛇の目がさとうちわを持った舞妓さんに黄門様、肥たご担ぎのお百姓のイラストに注目です。

モノポリーなど伝統的なゲーム盤を貼り付けた壁がおしゃれですが...昔ながらのCludo、 Battle Ship、WHO’S WHOなどはおいていないそうです。

モノポリーはありましたが、時間がかかりすぎるためおススメしないそうです。たしかにモノポリーやクルードー(犯人あて推理ゲーム)など古典ゲームが好きで定期的に遊ぶ人は自宅にゲーム盤があるでしょうし。

次々と発売されるという新しいコンセプトのいろいろなゲームで遊んでみたい人が行く場所みたいです。

私はカウンター(たま)を並べて点数を稼ぐようなルールが簡単で奥が深い「モダン・チェス」カテゴリーのゲームを買いたいのです。実物を買う前に見てみたかったのですが、そういうのはありませんでした、

平日でもクリスマスショッピングでそこそこにぎわい始めたストックポートのショッピングエリアに驚異的なガラガラぶりなくせに週末は予約必須とのこと。

話のネタに行ってみる人も多そう。うーん、ピザ13ポンド(2,534円)は軽食カフェに払うには高すぎます...!常連客がつくのかな...?

平行に走るとなりの通りには...

2018年に「連合王国でいちばんみっともない建築物」に与えられる栄えあるカーバンクル・カップ(おでき杯)を受賞した総合レジャー施設、the Red Rock があります。

記事のリンクです☟

輝く栄冠!建築大賞を獲得した連合王国で一番見苦しい建築物がストックポートにあり!!!

 

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1 コメント

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犬と暮らす日々 (浅井)
2024-11-18 19:39:15
日本にお戻りですか
  わずかの 間ですが
   随分 変化が ありますよ
日本も
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