昨日の続きです。
リバプールのウィリアム・ブラウンストリート William Brown Street、
世界遺産。
18世紀から、19世紀にかけて建設された、ギリシャっぽい重厚な建物が完璧にいくつも残る、奇跡のような短い通りです。
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昨日の日報で特集した、セント・ジョージス・ホール Saint Georges Hall
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国宝級の名建築です。
この写真は、リバプール・ライム・ストリート駅 Liverpool Lime Street Station の前から撮りました。
この通りが、リバプール・ライム・ストリート Liverpool Lime Street。
セント・ジョージス・ホールの反対側にあるウィリアム・ブラウン・ストリートに出るために、ライム・ストリートをほんのちょっと北にむかって歩きます。
ウィリアム・ブラウン・ストリートとの角のところに立っている、ウェリントン公の像 Wellington Memorial。
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ウェリントン将軍は、ワーテルローの戦いを勝利に導きました。
同じく、トラファルガーの海戦でナポレオン軍を大破してナポレオン戦争を勝利に導いたネルソン提督の像はロンドンのトラファルガー・スクエアにあって観光名所になっているのに、こっちは誰も気にかけません。
ワーテルローの戦いの様子が浮き彫りになって、柱の台座の4面を飾ってるのですが、ひとつひとつていねいに見ようという気はちょっとおこりません。
はい、ウィリアム・ブラウン・ストリートのさいしょのたてもの、カウンティー・セッションズ・ハウス County Sessions House。
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もともと、役所の建物だったそうですが、今は何に使われているのか、調べられませんでした。
ウェリントン像の向かいです。
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1882年から1884年にかけて建てられました。第二級保存指定建築。
破風とギリシャ風(コリント式)の柱が、周りの新古典派(ギリシャ復興様式)の建物群に溶け込んで、ギリシャっぽいと思ったのですが実は、ルネッサンス・ベネチア様式なんだそうです。
おっと、横は私道のようですね。立ち入り禁止です。
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ずらっとならぶ街灯の下の部分は、ギリシャ風モチーフのイルカ。
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私道を挟んで、すぐ隣は、ウォーカー美術館 Walker Art Gallery。
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「北のナショナル・ギャラリー」とも呼ばれます。
、ロンドンのナショナル・ギャラリーに次ぐ規模の、イングランド第二のコレクションを誇る大美術館です。
今回、入りませんでした。残念です。
すでに3回入っていますが、そのたびに新しい発見がある、興味深い美術館です。
ちゃんと見るのに、半日かかります。
10年前に行った時は、20世紀初頭、リバプールにすんでいた買い物依存症の一人の女性の所有した既製服がすべて展示された、おかしな特別展をやっていました。
おもしろかったですよ~。
左側の半円筒形のたてものは、昨日お見せしたセント・ジョージス・ホールです。
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コリント式柱頭の、やっぱりギリシア神殿風。
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1877年完成第二級保存指定建築。
このすぐ前のギリシャ風の噴水、ステーブル・ファウンテン Stables Fauntainの写真を撮るのを忘れました。
ぜひぜひ、もう一度行って今度はゆっくり美術館見学をしたいです。
マンチェスターから電車で1時間足らず、補足の写真も撮ってくるつもりです。
外の木にたくさんの巣箱。
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古代ギリシャへの憧れ、よくわかります。
通り全部をギリシャ風にしてしまいたい意図もわかります。
だけど、こんなに「神殿」風が一箇所に集中して、いいんでしょうか。
古代ギリシャではありえませんよね。よくわかりませんが・・・
ウィリアム・ブラウン・ストリート、明日に続きます。
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世界史の好きな人なら楽しいのかも。
ミーハー?にはやっぱりビートルズが分かりやすいかなぁ。