今月のケーキ教室は、アップルパイでした
パイ生地は、結構時間がかかるものと思っていましたが、
この生地は、材料の用意さえしてあれば、意外と簡単に、と言うか、意外と早く出来てしまいました
まず、フィリングの紅玉を煮ておき、冷ましておきます。
次に、生地を仕込むわけですが、これが早く出来るものの、
熟練が必要な感じ…上手に作らないと、焼いたときにバターが流れ出し、
バターの海で浮いてる感じになってしまいます
ここの、立ち上がりのところが、ちゃんと焼けていれば、出来上がりなんですって
立ち上がりは、型からはずしてみなくては分からないので、
先生に聞いたり、他の人のを覗き見たりと、ちょっと不安な感じでしたが、
出してみると、なんとか焼けていて、一安心
完全に冷めてから、美味しくいただきました
さて、今回のケーキ教室は、用事が重なってしまい、
振り替えでいつもと違うクラスに参加させていただいたんですが、
なんと、嬉しいサプライズがありました
と言うのは、島津先生のところで、一般クラス、師範科と、
ずっと一緒にやってきた、長年のパン仲間、りっちゃんがいるクラスに振り分けされていたんです
実は、先生は、気付いていたらしいんですが、私たちを驚かそうと、二人にはナイショにしていたんだそうです…
お教室に着いて、「今日は、振り替えていただいてありがとうございます…」という挨拶をしていたら、
ちょうどりっちゃんの姿が眼に入り、そこからは、挨拶はすっ飛ばして、
『りっちゃん…』
大声で呼び合ったあと、キツく抱擁…
実は、りっちゃんは、主人が怪我をしたときに最初に連絡をくれて、
ずっと心配してくれて、泣き言を聞いてもらったり、
夜遅くに電話しちゃったりと、本当にお世話になった友人なんです…
だんだんと、受傷当時のいろんなことが思い出されて、パイ生地を作るときには、
眼はウルウルするし、鼻はゆるむわで、鼻をすすりながら、作りました
一通り作業を終えて、生地がオーブンに入った後、
先生と、りっちゃんと3人で、いろんなことを話しました。
誰かに聞いてもらうだけで、救われる気がするし、
気持ちが楽になるものですね
本当は、ゆっくりと、お店にでも入って、話がしたかったんでですが、
家で待っているので、そういうわけにも行かず、ちょっと立ち話だけで、
別れて来ました。
いやぁ、友達って、本当にいいですね
そんな感動的な一日を過ごして、いいリフレッシュになりました
初めて車で運転して吉祥寺まで行ったんですが、
りっちゃんに会ったことで、気が大きくなったのか、
行きのあのドキドキ感は若干薄れ、
きれいな夕日に浮かぶ、ホントに綺麗なシルエットの富士山を見ながら、
鼻歌交じりで帰ってきました
怖い怖い、調子に乗りすぎだぁ