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blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

アナログで勉強

2011-01-14 22:14:25 | 休日
先日、前々から計画を立てていた「二月遠征」の交通と宿泊の申し込みに行ってきた。
JRを使うため、出発日1ヶ月前よりも早い日付に行っておけば確実だ。
宿泊はネットで取ろうとも思っていたのだが、今回はすべて代理店のほうに任せることにした。

富山市内の某スーパーの中にあるその代理店には、以前から世話になっているNさんがいる。
昨年秋、黒部市の店舗が閉鎖になってしまい富山市に異動になってきたことは以前の記事で書いた。
私自身は今の環境になってから週末は飲み歩くばかりでお金もたまらず思い切った旅行の計画が立てられなかったが、冬の賞与もいただいてようやくにして「お仕事」を頼める状況になった。

申し込みに訪れた日にちょうどNさんがいたので、これ幸いとばかりに窓口へ行った。
黒部の時からそうだが、いつも丁寧に真剣に応対してくれる。
若い(と思われる)彼女だから、知識の面で何でもござれというわけにもいかないだろうが、私の旅は毎度パッケージでポンと申し込めるような内容にならないため、ずいぶんと手間をかけてしまうことになる。
ややこしい依頼が多い客で申し訳ないとは思うし、まずいことに今回はたまたま私が閉店時間を勘違いしていて時間ギリギリになり大変迷惑をかけた。
この場を借りてお詫びと感謝を申し上げたい。

さて、数日後には店舗から携帯電話に着信が何回か来ていた。
現場仕事でもあり仕事中は「携帯電話を携帯しない」ため、確認するのは昼休みか仕事が終わってからになる。
店舗はちょうど通勤の帰り道にあるからとりあえず何だろうと思って行ってみると、Tさんという男性の方が受けてくれた。
話としては、申込関係の書類の中にJR券がまぎれていなかったかということであった。
宿泊クーポンも含めてチケット類は二月になってからという話であったが、確かにJR券がまぎれこんでいた。
自宅にあっても役には立たないし、ヘタをすればなくす心配もある。
切符に間違いはなく、言われる通りにいったん店舗に返して預かってもらった。

そんな話をしている時に、何やら数字を書いた手書きのメモがカウンターの上にあるのを見つけた。
一目見て、私の旅行のJR運賃と特急料金を計算したものと分かったのでTさんに伝えると笑っておられた。
筆跡は間違いなくNさんのもので、案外アナログな感じでやっているのだなと思ったら何となくほのぼのとした気分になったし、彼女の懸命さも伝わってきた。
JRのことばかり知っていても旅行カウンターの仕事はつとまらないとはいえ、例えば私のケースでは乗車券は往復割引がきく経路・距離になるし、新幹線と在来線特急を乗り継ぐから在来線の特急料金に乗継割引も適用になる。
運賃や料金の根拠は、具体的な事例に当たって勉強するのがいちばん効果的だ。
私も少しは彼女のレベルアップに貢献できたのかもしれない。(?)

デジタル機器は便利だが、デジタル頼みにはなりたくないと私は考えている。
私は積んでいないがカーナビがいい例で、頼り過ぎると同じ場所をグルグル周回してしまうなどロクなことがない。
紙媒体などのアナログな方法で自分で調べるなり目星をつけるなりといったことは案外アタマの体操にもなる。
興味のある事柄については、やたらにPCの検索機能に頼らないで、できるだけまず「自力」を使って勉強するようにしていきたい。

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