blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

お呼ばれしたワケは

2011-04-05 22:33:13 | 日記
昨日書いた通り、今朝は本来の時刻より一時間早出をして準備作業をした。
本来ひとりでもまかなえる分量を同期のM氏と協力しながらこなしたのでキツくはなかった。
朝のラジオ体操の時点で作業はわずかに残る程度で済み、その後はそれぞれ通常の業務に戻った。

早出がある条件としては当然「前日にすべき準備作業が完了できなかった」ことが前提で、やり残した分量を勘案して、誰がどれだけ早目に来るのかが決められる。
今までどんな状況であろうと、早出の準備作業は中間層の正社員である三、四名がつかんで離さず下の人間に声がかかることはなかった。
今朝、今の今まで声がかからなかった二名が呼ばれたのは、某品目の大量出荷がその直後に控えていたという特殊要因のためだったようだ。
通常私たちが呼ばれない日は、準備作業でピックアップした製品は定時に出勤してくる女性社員が所定の場所に格納していくのだが、今日はそれを待っていては後々の作業に大きな影響が出るので、ピックアップは私たちがやり、格納するほうにその三、四名が張り付いて早々に終わらせたというわけだ。

つまり、正社員連中が自分たちで握り締めるがごとくに他に回さなかった仕事をこれからは回してくれるというナマ優しい話ではなく、今日のようなよほどの要因があったために半ば仕方なく呼ばれたというのが実態のようだ。
今日も出荷が忙しく準備作業は完了できなかったが、明日の朝は中間層の一名のみが二時間ほど早く出て作業をする。
今日も明日も作業量としては似たようなものなのだが、明日は今日のような特殊な要因がなく、格納のほうは女性陣に任せてもいいということで私たちは呼ばれないことになった。

こうして考えると、基本的に朝の準備作業は依然として正社員連中で独占という構造が変わるわけではなく、私あたりが呼ばれるとすれば、よほど彼らだけでは収まらない場合に「アタマカズとして」というのが実際のところだろう。
残業手当もさぞやたくさんもらえてうらやましい限りであるが、給料のベース自体が違う人たちがここまで露骨なやり方でカネを欲しがって何のオトガメもないというのがわが部署の根深い病理としてある。

そんな中間の正社員のバカさ加減をトップのYAマネージャーは内心は冷ややかな目で見ているが、現場リーダーのKA氏が事あるごとに彼らをかばうような言動を繰り返すため、YA氏は静観せざるを得ず、中間の連中はますます増長するという悪循環が起きている。
いかにも体育会系で頭の単純なKA氏は、同じような系統の、表立って上の立場には反抗をしない中間層の人間がかわいくて仕方がないといった風情である。
職場のナンバーツーと中間層がガッチリとスクラムを組んでしまっている今の体制では、正直よくなるものもよくならないと思われる。

私がしかるべき立場なら時期を見てリーダー陣総取り替えをしたいくらいだが、なにぶん今の立場ではとにかくしっかりとした仕事ぶりを見せていくことで余計なことを言わせないこと以外に気持ちよく働くすべはない。
幸いトップのYA氏が私やM氏を厚く信頼してくれているので、それも心の糧にして日々を明るく乗り越えていきたいと思う。

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