blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

一事が万事

2011-04-07 21:51:24 | 日記
今日は本来であれば箱詰めのほうを担当することになっていたが、自動倉庫を担当するはずだったH氏が社外での折衝のため出たり入ったりの一日になることが分かった。
朝の打ち合わせの時点では代わりが誰かの伝達はなく、そのまま関東の中継拠点への在庫送り込み作業に入った。
あらかた作業も終わった段階で通常出荷の準備に入ったが、四人で回しているうちのH氏と私を除くIW氏とKU氏の二名は別の仕事でもあるのか自動倉庫に近づこうとしない。
さては、と思って当番表を確認したら、H氏と私の名札がこっそり入れ替えられていた。

急用ができた担当者の代わりに入るという大事なことでさえ一言の伝達もないというのはいかがなものか。
今日の一件だけでなく、一事が万事このような「なし崩し」で物事が進む現状はお寒い限りだ。
たった一言あるとないとで仕事を実際にやる側の心持ちもずいぶん違ってくる。
そこを怠けるから、立場の低い若手は当然として年長の男性陣にも女性陣にも尊敬されないし、時には年長者から「大目玉」を食らうことになるのだ。
仮にも一部上場企業の社員として恥ずかしくないレベルに、今からでもいいからたどり着く努力をしてほしい。

私が単なる派遣社員としてわずか数ヶ月ながら今の職場に世話になった時からもう4年が経とうとしている。
その頃はわが社の製品に関して世の中の追い風要因もなく、一日の仕事量としては今よりはかなり少ない状態であった。
女性陣あたりは残業するような場面がほとんどなかったように記憶しているし、月初などの繁忙日も今はもう取り入れることができない「日雇い派遣」の人間を多数動員して早々に終わらせていたと思う。
現在は製品価格の改定や行政府の推進策もあって飛躍的に注文が増え、長くいる人でも経験のないような多忙な部署に変わっている。
環境がまるで変わっているのに、現場を仕切る側の意識がその頃のゆるい感じのままであるような気がして、私自身は危機感さえ覚えているところだ。

特に現場を仕切るIW氏については、責任感から休み時間もほとんど休まず働くのはけっこうなのだが、たまには「タバコ場」あたりに来て年長の男性陣ほかの社員とのコミュニケーションを取るべきである。
仕事とは関係のないバカ話もしながらコミュニケーションを取って互いの気心が知れてくれば、仕事上で多少の無理も言いやすくなるはずだ。
仕事中の会話が、「指示する指示される」だけというのはいかにも寂しい。
事あるごとに人の使い方が軽いとかヘタだとか陰口を叩かれる原因は、ひとえに自分の指示で動いてくれる人とのコミュニケーションを取る努力もしないまま、指示すれば動いてくれて当たり前だと思っているところが全てと言っていい。
周囲の人間を「アタマカズ」としてしか見られないのなら、管理者としてのその先はなかなか厳しいだろう。

日も長くなりようやく春らしい気温にもなってきた。
週末の時点で見ごろまでいくかどうかは何とも言えないが、桜もチラホラ咲き始めている。
今年の花見では、普通の生活ができているありがたみをただただ噛み締めることになりそうだ。

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