blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

バレーボールのこと

2012-06-10 19:55:30 | 休日
今この記事を書いている時点で、全日本男子のロンドン五輪出場は消えている。
13時半からのオーストラリア×中国でオーストラリアが勝ったため、今夜のイラン戦に日本が勝っても勝ち点で及ばないからである。
テレビも右上のほうに「植田ジャパン最終戦」と出しておくしかなくなっている。

全日本男子は前回の北京五輪が実に四大会16年ぶりの出場、しかも1次リーグで5戦全敗という成績で終わった。
この事実だけでも、次もスンナリ五輪に出られるかというとそうではなかったことは想像が付く。
ましてや北京での惨敗を受けても監督は続投し、メンバーも4年前とあまり変わらなかったから、むしろ今日までまだ望みがあったことが不思議なくらいである。

全日本の男子バレーボールチームが世界の中で強かったのは1972年のミュンヘン五輪(金メダル)前後の時期だけである。
80年代以降は国際大会でのメダルはまったくなく、毎年世界を転戦する形で行われるワールドリーグの成績も惨憺たるものである。
これは女子に関しても同じようなもので、男子ほどひどくはないが80年代後半以降は国際大会の3位以内となると一昨年の自国開催の世界選手権しかない。

つぶさに調べれば、日本のバレーボールは強かった時期はあったが今は違うということが分かる。
技術で先を行っていた時代は勝てたが、体格に勝る外国勢が日本に学び精密なバレーを身に着けてきてからは日本もオイソレとは勝てなくなった。
問題は、勝てなくなっても競技団体としての「バレー界」にあまり変化が見られないことではないか。

全日本の試合ならそれなりに観客も入っているようには見えるが、果たして会場のどれだけがバレーボールのファンなのか分からない。
日本開催の時にはお決まりになった、アイドルグループ目当ての半分「サクラ」のような客が多いのが現実だろう。
事実、国内最高峰のVプレミアリーグを見ても、観客席を埋めているのはもっぱら会社の応援団というありさまだ。
会社と言うからには、全日本クラスの選手といえども実業団チームに所属するアマチュアでしかない。
プロ化の要望はずいぶん前から選手の側から出ているはずなのだが。

一般の日本人には「バレーっていつも日本でやってないか?」という疑問がある。
世界的にはバレーボールはマイナーな競技で、国際大会をやるにしてもスポンサーがなかなか付かず、興行として成功できるのは日本くらいしかないというのが現実のようだ。
日本協会がその期待にこたえようとしているのかは知らないが、毎度毎度、いくら批判されても、変わることのない過剰な演出の付いた大会を開催し続けている。
勝っても負けてもメディアに批判一つされないのは、演出付きの大会がメディア側が望む形であることの裏返しに過ぎない。

アマチュアの寄せ集めチームであるにせよ、代表チームがどんな惨敗を喫しても厳しいことを言われない状態が続けば、競技団体としてはこの先下降線をたどる一方だろう。
団体のトップがメディアと目先のカネに翻弄されているようでは、毎日を必死に鍛えている選手たちがあまりにもかわいそうである。

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アピールの時期

2012-06-09 20:13:08 | 休日
雨の土曜になった。
明日も天気は悪いようなので、今週末も静かに過ごすことになりそうだ。

昨夜は街に出ていたが、時間的には早く切り上げてゆっくり休んだ。
平日のみ、自宅の最寄の停留所も経由するバスが23時過ぎに運行されている。
1人でタクシーに乗ればどんなに安くても1,000円はかかるから、200円で帰れるバスは重宝する。
金曜の夜なら日付をまたぐほどのダラダラ飲みをしても差し支えはないのだが、その終バスに乗って帰ろうと思ったのは、店内にいた5人ほどの団体が大騒ぎしていて自分たちの会話も聞き取りにくい有様だったからである。
初めてお目にかかったMさんには悪いことをした。

さて、今年も何とか自動車税を期限内に納めることはできたものの、相変わらずお金のめぐりはラクではない。
しかし来週も会社がらみだが飲み会が2つも予定されているので、やはり今月度も大変なことにはなりそうである。
一つは倉庫内での有志によるプライベートなもので週末に、もう一つは平日で、わが倉庫も属する部内での人事異動に伴う集まりがある。

平日のほうは、倉庫からはトップのY氏と私だけが参加する。
本社から、現在の倉庫とはまた別の路線へという話を受けたことは書いた。
具体的な話は一つ出たものの結局立ち消えになったから、私はしばらくは今の倉庫勤務のままである。
ただ、引き続き何か私のためにチャンスを、と考えてくれているのは間違いない。
そればかりになってもいけないが、本部の部長はじめ少しはアピールもしたいので平日ながら参加をする。
ボンヤリとだが、今が「大事な時期」という感じがしているからだ。

本部からの打診を含めたいろいろな話は、倉庫で比較的仲のよい女性2人には昨日洗いざらい話した。
こういう話は誰にでもはできない。
この2人はそろって「チャンスがあったら何でも挑戦したら」と普通に応援してくれるからいいが、わが倉庫にはヤッカミがきつい人も多いから、話す相手は選ばなくてはならなかった。

仕切る立場の人間のレベルが低すぎて雰囲気は最悪と言っていいわが倉庫だが、今の仕事そのものはそれほど苦ではないし、職場内には仲のいい人もたくさんできてきた。
しかし、もし本当に別路線という話になれば当然ながら倉庫からの「卒業」は避けられない。
会社を変わるわけではないとはいえ、もしその時が訪れたら複雑な思いに襲われるような気はしている。

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魚津にて

2012-06-06 20:51:18 | 日記
月曜から今日までは、毎年恒例の「魚津神社祭礼」だった。
6月の4~6日というのは私が小さい時からまったく変わっていない。
昨夜の話になるが、何を買うでもなく行くだけ行ってみたくなり、仕事の後に自宅とは逆方向の魚津に向かった。
富山市の、しかも週末にかかっていた祭りには行かずにこちらに行きたくなるのは、やはり慣れ親しんだ土地だからだろう。

夜遅くまで店をやっているのは実質昨夜までということで、平日ながら人出はけっこうあった。
家族連れはもちろん、制服を着た中高生が多かった。
お店の数はかつてと比較して少なかったように感じたが、今回はただただ雰囲気を味わいに行っただけで、したことといえば神社のお参りだけであった。

さて、祭りの会場である旧市街には老舗のレコード屋さんがある。
地方の小さな街のご多分にもれず人通りはずいぶん前から少なくなっており、CD自体も売れない世の中で、同店はいつ行っても閑散としている。
新作を除き50%引きという表示があったので、かつてずいぶんお世話になった同店も一種の節目を迎えつつあるのかもしれない。

もうずいぶん前になるが、魚津をテーマにした歌謡曲を作ったので、CDにして同店に数枚を持って行った。
昨夜店内を何となく眺めていたら、行政公認のご当地ソングと並んで私が持参した「非公認ソング」のCDがまだ置いてあった。
もともと無料で配ってくれと言って置いてきた物ながら、ご主人が捨ててしまうこともなく店頭に並んでいたことが意外だったし嬉しかった。
公認ソングのほうは千円ほどの値段が付いているが、それと並んでいると有料商品と間違われそうである。
こちらは販売の目的はないし、もとよりお金をいただけるような内容ではないので、ぜひ別個にレジの横にでも置いてもらえればタダだから少しはハケてくれるのになと思った。

勇んで立て続けに2曲も作った理由は今にして思えば何だったのか。
わざわざ同級生を頼って役所に宣伝にまで行った行動の源泉はどこにあったのか。
豊かな自然を背景に、比較的「人を呼べる要素」は少なくはない魚津ながら、別の角度から、かつ自分ができるふるさとの発信手段として考えたことがまず一つ。
もう一つは、最近の記事にも書いたように新幹線駅が実現しなかったことによる近未来の地盤沈下を憂えてのことであったと記憶している。
そんな大げさな感情に動かされてのことではあったものの、できたものはある種の最大公約数的なPRソングにはならず、典型的な居酒屋ソングであった。
人口が少ないわりには夜の賑わいがかなりある魚津のもう一つの側面は出せているとは思うのだが、いかんせんB級歌謡の域は出ていない。
本年は市制60年の節目ということで、またもや勝手に記念ソング作成といくのもいいのかもしれない。

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朝から爆発させるな!

2012-06-05 22:59:02 | 日記
鹿児島では桜島が爆発的な噴火をして灰が降ったようでお気の毒なことである。
当地の方にとっては珍しいまではいかない現象なのかもしれないが、生活する中であまりいいことはないだろう。
いくら地元のシンボルとはいえ噴火しないに越したことはない。

さて今朝は、昨日私が担当した自動倉庫の作業にやむなく積み残しが出たので1時間ほど早出をした。
今日は火曜日だが、月曜日の仕事の残りだから月曜に担当した私が出るわけである。
このあたりは、残業の機会均等を図るため私が半分は「暴れて」そういうふうに変えてもらった。
それまでは、作業ローテーションなどまったく関係なく中間から上のほうで勝手に出る人が決まっているという非常識も甚だしいやり方がまかり通っていた。
残業の取り合いにも思える状況が生まれるのは、当事者たちの仕事に対する使命感や責任感などではまったくなく、ただただ手当目的の我欲に過ぎない。
許しているほうにも問題はあるが、許されてもなお自らを律することができるのが大人というもので、責められるべきは当事者たちそのものである。

今朝の作業内容からすれば早出は私1人でも十分足りそうに思えたが、いつ決まったのか私の他に4人も早出してきた。
まだ月初めの浅い日付での忙しさを見越し、なるべく前倒しで進めたかったという意図は分かるが、4人は必要を超えていたと思う。
残業時間が各人に平均して散らばるように早出担当の取り決めをしたのに、何かと言い訳をつけてはゾロゾロとゴキブリのように出てくるので結局は機会均等などどこかに吹き飛んでしまう。
せっかく対策を提唱したこちらとしては気分が悪いが、会社のスネをかじることに慣れてしまった人間には付けるクスリが見当たらない。

その4人の中には私の同期であるM氏もいた。
氏も私と同じく富山市内から出てくるので大変ではあろうが、朝からくだらない失敗をして私なり中間のリーダー氏なりに散々ドヤしつけられることになった。
モノを言うほうとしては、決して好きで「爆発」したり「噴火」したりしているのではない。
両手で数えても足りないくらい同じ失敗を繰り返すからそうせざるを得ないのである。
もはや地に落ちた自らの評価を取り戻そうと無理な動きや知ったかぶりに走ることも多く、しかしそれらが一層傷を深くしてしまっている感がある。

どんな業種にあってもプロとしてのパフォーマンスがいつまで経っても出せないようなら、やがてはせっかく得た環境を最悪去らなくてはならない。
十回二十回と同じミスばかりしている氏は本来ならすでに「アウト」である。
周囲の言葉などどこ吹く風と言う態度から、氏は相当の「大物」かもしれないとも思う。
私だったら、2年近くも毎日毎日何がしかブチブチ言われるような状況ならとっくに続いていない。
ブチブチ言われたら気分が悪いのは皆同じであるが、だからこそそれをバネにして必死で実力をつけていかないことには、氏として今の部署で「3年目」を迎えることは難しいかもしれない。

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黙々と

2012-06-04 20:43:54 | 日記
先週は平日に2度も飲む機会があり、週末は静かに過ごした。
富山市内の「山王(さんのう)まつり」なら歩いてでも行こうと思えば行ける距離にはいるのだが、行かないということはそういう場所には惹かれないということだろう。
外出というほどのことはせず、土曜にクルマの夏タイヤとエンジンオイルの交換をしたくらいだった。

タイヤのほうは、ミゾはまだあったが時間が経ちすぎていて軟らかさがなくなっており、メンテの専門店からも取り換えをすすめられていた。
まずは、これからの雨の多い時期が来る前に取り換えられてよかったと思う。
高級車でも軽四でも、地面に接するのは唯一タイヤであることは同じだ。
安全面は言うまでもなく、乗り心地や運転の楽しさにまで影響を与えるのがタイヤであることを思えば、自分なりに納得のいく選択はできたと思う。

さて、月初め実質2日目の今日も仕事量は大変多かった。
4営業日間隔で回ってくる自動倉庫の担当は私だった。
体力的には負荷も大きいし、大掛かりな機械が相手だから休憩時間も思い通りにはいかないこともある。
しかし、担当日は休憩をしっかり取るより「さっさと終わりたい」という気持ちのほうが勝ってしまうので少々のことは気にならない。
一人で黙々とできる仕事でもあり、毎回好きなようにやらせてもらっている。
ただ今日は、こちらは意外にラクだったものの、他のエリアの仕事が輻輳したため一部作業を積み残して明日の始業前に片付けることになった。
渋滞を避けるため自宅はいつも早目に出ているので、それほど無理な早起きはしなくてもよい。
通常より気持ち早ければ十分間に合う。

時間といえば、今月から始業と終業が10分ずつ後ろにずれた。
当然ながら労働時間は変わらないが、自宅を出る時刻を変えたわけではなく、何となくだが損をした気分になる。
家が近い人ならキッチリ10分遅く出てこれるのだろうが、私を含め自宅が職場まで距離のある社員はそういうわけにはいかないのである。
目くじらを立てるほどのことではないが、いつの間にか決まっていた話だというのはわが社らしいというか何というか。

箱詰め終了が定時を過ぎるほどの日は明日かあさってまでだろうが、量の多い少ないに関わらずやることは同じだ。
先月の末日は、私の所属するセクションではないが、月末日特有の少ない仕事量ながらミスが多発してメンバーが「大怒られ」という事態になっていた。
えてして余裕があるように思える時ほどミスは起きやすいものだが、どんな時でも同じような気持ちで仕事ができたらいいのだろう。

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一丁目一番地

2012-06-01 22:05:44 | 日記
仕事らしい仕事がなくタダもらいのような月末日の翌日は、一転して大量の出荷がある。
週末金曜に重なったとはいえ、毎月の1日というのは一筋縄では収まらない。
しかし、館内の機器入れ替えによって作業スピードは間違いなくアップしていて、長時間の残業もと思われたところが案外短時間で済んだ。
何度も書くように、会社が投資して効率を上げてくれているのだから、いたずらに時間外にならないように段取りをすることが全体の意識として必要だろう。

さて、毎日のように信じられないようなことが起きるわが部署だが、今日も思わず卒倒しそうになる出来事があった。
自動倉庫を担当していたM氏が、昼休みの真ん中にやってきたトラックの荷物を受け付けた。
受け付けたはいいが、封筒に入っている納品書と現物をチェックするのではなく、単に運ばれてきたダンボールの数と運送会社の送り状とを照らし合わせてそれでヨシとして受領書を渡しトラックを帰してしまった。

M氏は日頃外部から入ってくる製品の受付をまったくやらないわけではない。
それなのに入ってきた物の中身を「見なかった」というのは、まず倉庫で働く者としての基本から逸脱しておりあまりにお粗末である。
荷物を持ってきた運転手が待っていることで焦ったのかもしれないが、そこで自分で勝手な判断をして、結果的に最悪のやり方をした。
そもそも昼休みの真ん中にやってきたのなら13時まで待たせるか、今日は忙しかった自動倉庫に集中する意味でも私を含め日頃から外部入庫をやっていてより慣れている人間に任せるべきだった。
製品そのものと納品書が一致しないことなどザラにある。
もしそうだとすればもっと大変なことになっていた。

氏のわが部署でのキャリアはあと数ヶ月で2年になる。
それだけ時間が経っていても、文字通りの「一丁目一番地」とも言えることが今日はできなかった。
2年も同じ場所に来て毎日仕事をしてきて、日々蓄積されているものが果たしてあるのかとすら思う。
その場その場、都合が悪い時は他人を頼んでやり過ごし、一向に仕事は上達せず、つまらないミスをしては周囲の失笑を買って、半ばあきらめられているのが氏の現状である。
これで周囲の意見を聞く気があればまだマシなのだが、誰から何を言われても気のない反応をするだけで、事が済めば「あ~、疲れるな~」などとブツクサ言っているだけなので始末が悪い。

私と入社時期が近いため、いわば「同期」として何とかなっていってほしいとは思うのだが、つまらないプライドばかりが先に立って仕事に対する貪欲さが入ってきた時からまったく見られないままである。
いくらわが社のお偉方の紹介で入ってきたとはいえ、本人のスキルが日々の仕事に間に合わなければ結果的に紹介者の顔に泥を塗ることになる。
部署の上は当面静観を決め込んではいるが、もう少し危機感を持ってもらわないと早晩見切りを付けられることにもなりかねない。
氏の職業人としての時間が悔いの残るものにならないでほしいというのがせめてもの願いである。

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