古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

俳誌「松」向日葵号  主宰 茂木連葉子

2016-07-18 20:48:33 | 俳句

 表紙絵は例によってBENさんです。涼しそうな浅間山ですね。

今号は雑詠に佳句が揃っているので連葉子選上位10句を掲載します。

         道産子に馬車を引かする祭かな        山岸 博子(札幌)

緊張もほぐれ婿どの豆の飯        園田篤子(球磨)

あまたたび庭をめぐりて春惜しむ     野元八重子(人吉)

聴きとれぬままに頷く花の昼        河野すみこ(東京)

咲き満ちてつねにどこかに花翳        菊池洋子(東京)

行く春や香ほのかなる京便り           向江八重子(東京)

野遊びやはぐれてはまた行き合ひて  後藤紀子(東京)

錦絵にあらず寄せ来る春怒濤      浅野律子(札幌)

空濠の底にも花の宴かな          岡本ゆう子(熊本)

何処にでも仕切る人ゐて草の餅     野嶋孝子(天草)