句会日時 2020-11-20 10時
句会場 パレア9F 鶴屋東館
出席人数 10人
指導者 山澄陽子
出句要領 3句投句 5句選 兼 題 立冬
佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左記 へ
次 会 12月18日(金)10時パレア9F 兼題 木枯・凩
山澄陽子選
掃き寄する音の大きく冬に入る 岩城小夜子
散紅葉今朝も掃きゐる駅舎かな 〃
立冬や不知火の海静かなり 山内良一
冬浅しぎんなんの実のをちこちに 〃
平家村鎮めて深き紅葉谷 澤田安月子
立冬や老舗の蔵の大吟醸 〃
初時雨老けたる友と出会ひけり 佐藤武敬
掃く人に挨拶しつつ散る落葉 〃
暮れなずむ道の灯りの石蕗の花 木村純子
立冬や天守を守る武者返し 〃
白い花近寄り見れば冬の蝶 小山和作
コスモスの花波にゆれ阿蘇五岳 〃
立冬の干潟彩る海苔の榾 中川 久
朝靄に水鳥群るる江津湖畔 〃
身構へる猫の目先に寒雀 小林優子
癌の友作りしマスク冬うらら 〃
立冬やセーラー服の紺深し 平川礁舎
坪庭の歯朶の綠や今朝の冬 〃
選者の句
鎮魂の歌と聞きをり初時雨 山澄陽子
冬立つや心新たにペンを執る 〃
盛りてもどこかさびしき石蕗の花 〃
菊作り現世(うつしよ)遠くしてをりぬ 〃
立冬や凜凜と立つ常緑樹 〃
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