鶴亀句会9月例会 平川礁舎選
句会場 コロナ蔓延のため紙上句会となる
出席人数 10 人
選 者 平川礁舎(俳誌「松」会員)
出句要領 5句投句 5句選 兼 題 秋晴れ
前に阿蘇後ろに久住すすき原 和作
秋の日に家並みあかね染まりけり 〃
猫一匹女一人の月見かな 優子
秋晴や八十才のとある日の 〃
コンサート跳ね駐車場の虫時雨 洋子
秋水や模擬富士古今伝授の間 〃
あと少し歩いてみやう秋の晴れ 宣子
かはたれの庭に鈴虫放ちけり 〃
子が親を説教するや秋暑し 武敬
長き夜の歌謡曲こそ楽しけれ 〃
惜別の「ゴッドセブザクイーン」秋の虹 小夜子
秋晴の冨士の雄姿を機上より 〃
匂ひ立ち新米踊る土鍋かな 純子
ペン転げこくりこくりと夜長かな 〃
秋晴や長くバス待つ老夫婦 一九
病室の消灯よりの月あかり 〃
台風の去って鮮やか普賢岳 良一
秋すだれSDGs少しでも 〃
秋声や昭和の頃の黒電話 礁舎
天井の水明かりして秋の寺 〃
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