こんにちは、「助ネコEC管理システム」サポートです。
ニュースなどでも取り上げられておりますが、日本国内で、「Emotet(エモテット)」というマルウェアによる、感染被害が増え続けております。
そこで本日は、Emotetに関して、以下の話題を取り上げさせて頂きます。
■Emotetは、なぜ防ぎにくいのか?感染するとどうなるの?
■Emotetに感染しているか確認する方法
■Emotetに感染していた場合の対応方法
■情報セキュリティの各種相談窓口
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■Emotetは、なぜ防ぎにくいのか?感染するとどうなるの?
次のような場合、Emotetに感染の疑いがございます。
・顧客や取引先に、ファイル添付されたメール・文字化けしたメール等、送信した覚えのない不審なメールが送られている(と報告を受けた)
・自社のメールサーバから、送信した覚えのないメールが大量に送信されていることを確認した
※ その他、Emotet の詳しい情報は、こちらをご参照ください。
https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html
(独立行政法人情報処理推進機構(IPA))
Emotetは、Office文章ファイルのマクロ機能など、正規な機能を悪用したもののため、ウイルス対策ソフトでの判断が難しくなっていることが、感染しやすい原因となっております。
一番広く知られているケースでは、感染した場合、端末に保存されているメール情報・アドレス等を搾取し、なりすましメールが送信されます。
そして、受信者が添付ファイルを開く事により、感染が拡大していきます。
その他にも、社内の同ネットワーク内で伝染させたり、ほかのウイルスの感染源となる可能性がございます。
感染が疑われた場合、感染しているか簡単にチェックできるので、ご確認ください。
■Emotetに感染しているか確認する方法
被害を受けないためには「ウイルス対策ソフトを導入する」「身に覚えのない添付ファイルは開かない」などの事前対策が重要ですが、感染手口は年々巧妙化しており、うっかり感染してしまう事もございます。
今回は、Emotetの感染をチェックする方法をご案内させていただきます。
「もしかしたらEmotetに感染したかも…」と不安になったとき、是非ご活用ください。
(本チェック方法は、「一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター」(以下、JPCERT/CC)の公開情報をもとにご紹介します。)
1.ウイルス対策ソフトによるスキャン
Emotetの感染が疑われる場合は、ウイルス対策ソフトを使用し、最新のパターンファイルにて、フルスキャンを行って下さい。
2.JPCERT/CCが配布しているツール「EmoCheck」による確認
JPCERT/CCは、コンピュータセキュリティの情報を収集し、インシデント対応の支援、関連情報の発信などを行う一般社団法人です。
そちらが配布しているツール「EmoCheck」を実行して、感染の有無を確認できます。
[参照ページ:以下URL内「2. Emotet の感染有無を確認するためにはどうすればよいですか?」]
https://blogs.jpcert.or.jp/ja/2019/12/emotetfaq.html#2
※最新バージョン(v2.3.2)では、2022年5月12日より活動が再開されているEmotetの感染有無を確認できるよう、アップデートされておりますので、以前ダウンロードされた方も再確認する事をお勧めいたします。
■Emotetに感染していた場合の対応方法
Emotetに感染した、もしくは感染疑いが晴れない場合、個人での対応も可能ですが、対応ミスや対応漏れ等により、被害を防ぎきれない可能性が高い為、可能な限り、情報セキュリティの専門知識を持つ業者に相談される事をお勧めいたします。
感染が発覚した後では、なりすましメール(あなたの名を騙るメール)の送信を止めることはできません。
繰り返し、漏洩した連絡先へマルウェア添付メールが送信される可能性があります。
■情報セキュリティの各種相談窓口
情報セキュリティに関する相談窓口がございますので、ウイルスに感染した・疑いがある等、ご不安な場合には是非お問合せください。
相談する場合は、各ページに掲載されている注意事項などを必ずご確認ください。
・情報セキュリティ安心相談窓口(独立行政法人情報処理推進機構(IPA))
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/index.html#4-1
・インシデント対応依頼(JPCERT/CC)
https://www.jpcert.or.jp/form/
【まとめ】
Emotetなどのマルウェア対策は、感染しない為の事前対策が重要ですが、もし感染してしまったら、感染を広げないよう対応する必要がございます。
マルウェアの感染を防ぐ為、基本的な対策方法を周知・実行するとともに、マルウェア感染が発生してしまった場合の対応・相談先など、あらかじめ決めておくと、いざというときに役に立ちます。
インターネットは、今では欠かせないツールでございますが、そこに触れるお一人おひとりが、セキュリティ意識をもって対策を行うことが大切です。
このような情報が、被害を最小限にするために、少しでもお役に立てれば幸いです。
助ネコサポートでした。
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