ネットショップ応援ブログ

私たちは全国のネットショップ様のお仕事支援ソフト「助ネコ」です。ネットショップ様の役に立つ情報を発信してまいります。

システムへの思い

2009年05月23日 | 助ネコ昔話
いまさらですが、システムに対する私の思いをお話しようと思います。

いわゆるシステム畑で修業を積んだ人間にもタイプがありまして、いったいどこでやってきたか、というところがあります。

大抵は、いわゆるソフトハウスというところですね。
ここで修行を積むと、「この予算と、この期間で、この機能を作る」という考えにどうしても縛られてしてしまうんですね。
営業さんが取ってきた仕事を、日々、納期と戦いながらガシガシガシガシ作っていく。
かなりハードで、私の友人にも身も心もボロボロになって疲れ果てた。。という人も実際知ってます。
もちろん実力はつくわけですが。。
最大の違いは、ユーザーさんと、直に触れるチャンスというのがないというところですね。
それと分業化されていますから、どうしても「この分野が得意」となってしまう。

今思えばラッキーだったと思うんですが、私の場合、独立する前は、某電気メーカーの情報システム部で社内向けのシステムばかりを作っていました。

実際使う現場の社員さん達のところへ脚を運んで、「あっ、こんな風に仕事しているのかぁ」と納得したり
皆さんの言いたい放題のアイディアもいっぱいいただき、途中で仕様が変わったり、逆にこちらもいろいろ思案し提案し、試行錯誤して作っていくんですが、
いざ導入した後の
「いや~、すごく楽になったね!」と喜ばれる、そこで達成感と言うか、喜びをものすごく感じたんですね。

さらに、
「もっと、こうしてほしい」
「できれば、ああしてほしい」
といういろんな要望も出てきて、それに答えようと対応していくことでだんだんとシステムが洗練されていって、より便利になっていって、そういうのが、システム作りの醍醐味でした。

顧客管理、受注管理、在庫管理、発注管理、生産管理(所要予測)、売掛金管理、検収管理。。。
いい勉強を、まんべんなくさせてもらいました。

自分の中では、システムというのは「紙に印刷された仕様書が絶対的だ」とか、そういう四角四面のものでなくて
「ものづくり」、なんだと思ってます。

仕様書の通りの、それ以上でもそれ以下でもないシステムというのは、血が通ってない気がするんですね。

もし、お客様が想定できていないようなケースがありそうだと思ったら、「こんなことは、配慮しなくていいですか」と提案したり、使う人のことを、常に意識して、作りこんでいくのが大事だと思っています。

助ネコを作っているときも、「ここの部分の仕様はこうしたほうがいい」とか「ああしたほうがいい」という社内で議論するんですが、最終決定は、やっぱりお客様だと思ってます。
「じゃ、いっそ、○店さんあたりに電話して聞いてみよう!」そんなことを繰り返して、作っていくのに、やっぱりやりがいを感じますね。
お客様に聞いてみると、自分達が予想できていなかった情報を得ることも多いです。

システムは、実際使ってみないと、「使いやすさ」が分からないもので、よそのシステムにも搭載されている、同じ○○機能というのがあったとしても、
「あっ、やっぱり、アクアリーフが作ったのがいいね」、とか「助ネコは痒いところに手が届くよ」と言ってもらいたいですね。

引き続き、がんばりますっ!




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パニック状態での、システム導入!

2009年05月19日 | 出来事・エピソード
昨日の予告編につづき。。。

パニック状態ともいえるほどの忙しさの真っ只中に、助ネコを強引に導入してしまった(!)店舗さん、の話です。


A店さんは、当社と古い付き合いの店舗さんです。

出荷件数も1日コンスタントに200件前後。だいぶ以前から「うちも、そろそろシステム入れようかなあ。。。」と言いつつ、相変わらず、助ネコのコンバーターでやりくりしてきたのでした。

あるとき、久々にA店長から電話を頂き、「一回、助ネコの受注管理、詳しく教えてよ」と連絡があり、「では、今度うかがいましょう」といいうことになりました。

アポイントは、月末の月曜日の10:00am。

1時間くらい、助ネコの受注管理のデモ画面を見ていただき、ご説明して差し上げようというつもりでした。

ところが、その前の金曜日の夜、

ゴールデンタイムのバラエティー番組で、A店の看板商品が紹介されたのです。

しかもその日はたまたま注目度が高い番組構成で、これまでにない高視聴率だったのです。

そして、A店長の予想を遥かに上回る注文が入ってしまったのでした。


マスコミでの紹介は過去に何度か経験していたA店長でしたが、今回のそれは、まったく予想ができていなかったそうです。

月曜の朝に出勤してみてビックリ!!!

週末に掛けて続々と入った注文、その数、ネット通販だけで1500件。

さらに、パソコンで注文できない全国の視聴者が、朝からジャンジャン電話を掛けてきて、事務所の電話がなりっぱなし。。。

私が、伺った朝の10:00には、A店長は顔色を変えて、

「いや、悪いけど、今日はそれどころでないんだ。とても、ゆっくり話を聞ける状況じゃない!」

ほとんど、悲鳴に近い声でした。

女性スタッフの方々も、バタバタで、パニックの形相です。

私が、腹をくくって、

「では、いっそ、今(!)、助ネコを導入しましょう!」

「いやぁ~~。。。。、ムリムリ!
かえってこんな状況で、そんなことをしたら、混乱しちゃうよ。。。」とA店長。

「いえ、むしろ、そのほうがきっと、絶対、早いですから。 とにかく、やってみましょう! 私がお手伝いします!」

それから、助ネコをセットアップし、初期設定をして、週末のデータを助ネコに取り込み、
もちろん、A店長やスタッフさんに聞きながら、普段の業務フローを再確認し
「では、この手順で助ネコをこうつかって、、、」
と、取り掛かること数時間。

その間も、電話は鳴り止みませんので、私が助ネコを操作して。。。

もう、デモンストレーションではなく、いわゆる実務、を指揮して。。。




******






そうして、あの壮絶な1日は終わったのでした。

翌日、翌々日、とだんだんと嵐のような注文は去っていき、いつもの件数になっていったそうです。

5日後、A店長から電話があり、明るい声で

「今回はありがとう!、○さん(実務をしている女性スタッフさん)も、すご~く喜んでいるよ~! ホントに助かった!」

そう言われて、「ああ、助ネコ、作って、ホントによかったなあ。。。」と胸がジーンとしたのでした(涙)。

すると、すかさずA店長、

「楽天と自社サイトは、助ネコに取り込めて楽になったけど、
もう一つF○○っていうチャネルがあって、ね。
そっちは大して注文は入らないんだけど、いまさら手動でやるのって、やっぱり手間なんだよね。F○○のほうも、助ネコに取り込んで、一括で処理できるようになったらいいんだけど。なんとかしてもらえないかなぁ~~」

「。。。なるほど、検討してみましょう!」

と答えつつ、思わず微笑んでしまったのでした。

2年以上も、システム導入の最初の一歩が、なかなか出なかったA店長が、一度システムを使い出すと1週間もたたないうちに、

「もっとシステム化して便利になったらいいのに」

と言い出したのですから(笑)。





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忙しすぎて、システム導入できない?

2009年05月18日 | 出来事・エピソード
ネットショップ様向け「助ネコ通販管理システム」シリーズの全てのサービスは、「無料お試し30日間」にしています。

じっくり納得していただいた上で、ご契約いただきたいからという思いで、30日にしてるのですが、

ところが、この30日間、一度も使わないまま終わってしまう店舗さんが
けっこう、いらっしゃるんですね。だいたい2割くらい。。。

・・・・実に、なんというか、もったいないです。

伺ってみますと、皆さん口を揃えて
「いやぁ~。。。、忙しすぎて、お試しどころでなかったんです・・・・」

なるほど、忙しすぎて、、、システム導入どころでなかった。。。

そうか。。。。

確かに、システム導入するということは、

・初期設定とか、

・使い方を覚えるとか、

・これまでの社内業務フローを変更したり、

・それをスタッフ皆に周知徹底したり、

と、なかなかの「変革!」なわけですね。


せっかく、
「繁忙期の準備は今のうちから!」と気合を入れて申し込んでも
実際は、他にもやらないといけないことに追われているうちに時間だけがどんどん過ぎて
ハッと気付くと、すでにシーズン到来、バタつき始めている。。と。

わかります、わかります。。

直近のスケジュールと、日々の業務に追われてしまうのは、仕方ないですものね。

やっぱり、シーズンオフに、じっくりシステム導入の準備をして、、というのが理想的です。


でもですね、

パニック状態ともいえるほどの忙しさの真っ只中に、助ネコを強引に導入した(!)店舗さんが、いらっしゃいます。

ごく最近の話です。

終わってみれば、A店長いわく、「いや~、助ネコやってよかったよ。ありがとう!!」と。

ご参考になるかわかりませんが、一つのエピソードとして、お話します。

明日、又、ですね。


お楽しみに^^





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繁忙期だからこそ、

2009年05月16日 | 出来事・エピソード
GWも終わり、そろそろネットショップさんは
夏の商戦に向けた準備を始めているころと思いますが、
助ネコのキャッチフレーズに、
「繁忙期でも、万全の体制を!」というのがあります。

その繁忙期というので、ちょっと思い出した話があるのでお話しようと思います。

異国情緒漂う某地方都市にある、全国的にも名が知れている
老舗のレストランに行った時の話です。

一歩は入ると、重厚な内装で、出される料理の一つ一つも、
サービスするスタッフの一人一人も、
さすが。。。これぞ心づくしのおもてなし。。。
と、なにから何まで、感嘆、感動するほどだったのでした。

ところが、それからしばらくたったゴールデンウィーク中に
同じレストランにいったのですが、同じコースを予約し、
同じ個室を取ったにもかかわらず
「えっ、こっ、こんなもんですかぁぁ??」という感じだったのです。

前回のすばらしー感動があまりにも鮮明に脳裏に焼きついていたので、
「あっ、これも違う、ここも、あれもしてくれてない」とついつい目に付いて
不完全燃焼のまま・・・、会計を済ませ、釈然としない思いになったのでした。

みんな口々に「○○軒(レストランの名前)も、落ちたねぇ。。。」とかなんとか
ついつい、批評めいたことを言いたくなった帰り道でした。
(たった、2回しかいったことないくせにですが...)

その時、メンバーの一人が、
「ゴールデンウィークで混んでいたからじゃない?」と。

なるほど、そうだろうか。そうかもしれない。
繁忙期にはどんなお店もサービスが雑になる、そりゃしかたないよって。

しかし、、、
いくら繁忙期だからといって、同じお金を払ったんだから
あんなに違うのは、損した気がする。
あれだったら、もっと安いその辺のレストランでよかったではないか。
忙しいからといって、料理も器もサービスの質も、あそこまで極端に落とすなんて・・・

と、やっぱり、納得できないわけです。
よほど楽しみにしていた私の妻にいたっては、翌日まで悶々としてました。
(自分は、代金払っていないくせにですが...)

でも、こういう話は、どこにでもありますよね。

実店舗さんの場合もネットショップさんの場合も、
ついつい、「忙しいのはこの一時、これをなんとか乗り切れば。。。」
と、考えがちですが、
でもそんなときこそ、「新しいお客様と出会うチャンス」があるわけです。
せっかくの「新しい出会い」を無駄にしないで、お客様の心を掴んでリピーターにする。。

どんなに忙しくてもサービスの質を、ある水準以上に確保するためには、
やっぱり、工夫が必要なんだと思います。

一般的には「そのときだけ、人を増やす」方法があります。
しかし、募集、採用、教育、とだいぶバタバタはしますし
慣れてる人なら、あうんの呼吸でも、忙しいときだけのヘルプさんには
結局単純作業しか頼めない。。。という話はよく聞きます。

だとしたら、単純作業は、普段から効率よくするような仕組みを作っておいたらいいわけです。

問題は、
「どうしたら、お客様に手を抜いたと思われないで、効率化できるか」です。
ここが店長さんの、手腕のみせどころです。

前出の○○軒のように、あきらかにバレバレだと、いけません。

ターゲットは、「裏方で繰り返し行う、単純作業」です。

ベテランの有能な人材が、繁忙期に裏方の単純作業に明け暮れてしまっていてはもったいない気がします。

店長さんや、ベテランスタッフさんはそういうときこそ、

・普段以上に目配り気配りをして、
・普段どおりの品質を維持する配慮をしたり、
・クレームになりそうなものにはいち早く手を打ち
・それぞれのお客様の印象に残るように、ちょっとしたエッセンスを加えたり
・お客様の反応を見極め、今後の戦略のヒントを掴んだり

と高度な業務にあたってもらいたいものです。

もし、何らかのシステムを導入することで効率化できるなら
大いに検討すべきだと思いますよ。

ちなみに、通販店舗様には、「助ネコ」あります。

さらにちなみにですが、
助ネコは、ダブル定額制なので、注文があまりないときは利用料が安くて、
逆に繁忙期は料金が上がるのですが、それも無制限でなくて上限がありますから
「経営者にやさしい」料金システムです。

もし、システムに頼らず、バイトさんを雇ったりしたら、
「ここから先はサービス残業だから」
なんてわけにはいかないですが、
「助ネコ」はネコなので、じゃなくてシステムなので、「サービス残業あり!」なんですね(^^)。


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