気象庁は、本日、梅雨明け宣言を行いました。
確かに、熱い!カラッと晴れて、まさに夏本番です。
でも、先日まで大雨による土砂災害、洪水による災害で今回の大雨による死者8名、行方不明者5名という大惨事を引き起こしています。
裏庭が崖地だったり、河川の水位が急速に上昇する集中豪雨の災害は、その地方地方によるハザードマップ作成や気象関連情報と行政の連携により未然に食い止められそうですが、尊い人命を失って初めて気づくものであり、悲惨な事故が相次ぐニュースを見ていると居たたまれない所です。
さて、最近は専ら太陽光発電の話題となっていますが、どんどんアイディアが出てくるので、書き留めておくことにします。
交流電流から直流電流へ・・・・ |
一般家庭電源は50Hz、60Hzの交流電流で200V、100Vの二種類があります。それに伴い、家庭用電化製品は交流に統一されています。
電池式のものは、小型で乾電池等を用いる弱い電気を使う製品に限られます。
ただし、殆どの製品は、交流電流をACアダプターによって直流電流に変換されています。
特に電子製品は直流しか使えません。TVやパソコン等のデジタル製品は、直流電流です。
太陽光発電においても売電や家庭で使用するには一度交流電流に変換しなければなりません。
この電流交換時にロスが、かなりあります(殆どは発熱としてロスになる)。
このロスをなるべく無くすには、家庭用電化製品を直流にしてしまえば良いという発想が生まれました。
自動車内で用いるカーアイテムは12V(大型車では24V)の直流式で、色々な製品が出回っていますが、それは、そのまま使えます。
交流送電方式は、エネルギー・ロスが少なく効率的に送電できるという利点もありますが、それは長距離の場合です。
家庭内で完結するならば、自動車と同じで、直流で十分です。
モーターの問題 |
問題は、コンプレッサーや駆動に用いるモーターです。
交流電流だと、その特性を利用して、単純な形のモーターが作れますが、直流だと接線式となります。
モーターの軸にコイルに通じる電極を取り付け、回転と共にコイルの磁界が逆転するような複雑な仕組みになっています。
この場合、電極が磨耗することで、長期的な使用に耐えられません。
モーター部分だけ交流にするのも大変です。
そこで・・考えついたのが、パルスモーターです。
パルス・モーターの原理 |
パルスモーターは、今までのモーターがコイル部分が駆動するのと逆の発想で、磁石部分が回転します。
磁石を回転させるために、コイルを並べて、順番に通電し、磁石を引き寄せながら回していきます。
コイルに流すパルスのタイミングをコントロールすることで、精密な回転コントロールが可能で、そちらの技術は進んでいますが、直流モーターとしても使用が可能です。
いわゆる「リニアモーター」の原理ですが、これを一般家庭の駆動部に応用すれば良いことになります。
マグネット・ホイール・モーターの開発 |
更に、このパルス・モーターの原理を使えば、こんなこともできます。
磁石部分が回転するということなので、今までの「軸」中心の「モーターの形状」の概念が無くなります。
すると・・・
こういった、形状のモーターまで作れてしまいます。
これを、何に使うかと言えば・・・
現在のガソリン車をそのままタイヤを取り替えることでEV車に変換することが可能なのです。
しかも、駆動部分が大幅に無くなる事で、車体の軽量化にも役立ちます。
技術的な問題は、パルス信号のタイミングによるカーブ時の調整です。これはハンドル等に連動させるしかない。
主なブレーキは前輪のブレーキを頼るしかありませんが、ホイール・モーター自身の回転数の抑制の技術開発を行えば、エンジンブレーキのような機能も持たせられます。
現存の自動車をEV車に変換することで、太陽電池による自家発電によるエネルギーを燃料とすれば、クリーンで安価で無限の自動車社会が手に入ります。
自動車屋さんで改造してもらえる、安いタイヤキットを販売すれば、現在の3~400万円もするような高価なEV車を導入しなくても済むことになります。
住宅の問題を考えていると、色々な生活のアイディアが生まれてくるのです。
CO2を25%削減するために・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます