昨日、国交省の主催する住宅エコポイントの説明会(新潟・トキメッセ会場)を受講しました。
ものすごい人数の受講者・・・
要点をまとめると・・・
〇省エネルギーを目的とした「住宅」工事に対するポイント制度
〇昨年の12月27日以降に「契約」した新築・リフォーム工事が対象
〇予算額800億円を平成26年度補正予算に盛り込む予定(2月中旬頃)
〇最大30万ポイント 耐震改修で15万ポイントが追加される(復興支援に限りません)
〇ポイントは各種商品券や物産品、即時交換(追加工事代金)できる
〇申請は補正予算成立後だが、「予約」を受け付ける
〇様式はまだ決定していない
という事です。
概ねの形は決まっていますが、年末の閣議決定によるものなので、各メーカーもまだ対応できてはいません。
今年に入ってからの工事に関しては適応できそうですが、昨年から制度再開を見込んで契約を伸ばしていた工事もありそうなので、早めの予約申請をしないと800億円が直ぐになくなりそうな気配です。
新築よりもリフォーム工事に利用すると有効だと思われます。
断熱工事も対象になります
窓の断熱工事が有効です
トイレ改装のイメージ
節水トイレと後付二重サッシの合わせ技が有効
耐震改修も対象になります
新築 |
新築の場合は、注文住宅、分譲住宅のどちらでも対象になりますが、次の要件を満たす必要があります。
非木造住宅の場合
・トップランナー基準相当
・一次エネルギー消費量等級5(低炭素基準相当)
木造住宅住宅の場合
・一次エネルギー消費量等級4(H25年基準相当)
・断熱等級性能 等級4(H25年基準相当)
・省エネルギー対策等級4(H11年基準相当)
トップランナー基準:省エネ法に基づく住宅業建築主の判断の基準
木造の場合、温暖化を防止するための炭素を固定する「木材」を使用するという観点から、非木造よりも等級が低く設定しています。
一次エネルギー消費量の計算へ
エコリフォーム |
リフォームの場合は、次の工事が対象になります。
1.窓の断熱改修
2.外壁、屋根・天井または床の断熱改修
(※断熱材の最低使用量が定められています)
3.設備エコ改修
4.1~3のいずれかに併せて実施する工事「等」
(バリアフリー改修、エコ設備導入、リフォーム瑕疵保険への加入、耐震改修)
5.既存住宅購入を伴う場合のポイント加算(10万ポイント)
1~3のいずれか1つ以上が必修工事となります。
エコリフォームの殆どの場合は4が考えられます。
設備エコ改修工事について
①窓の断熱改修とポイント数
例えば、
掃き出し窓の幅1.6m×高さ1.8mの二重サッシを入れると、20,000ポイント
トイレ用の小窓(78センチ×60センチ)に二重サッシを入れると8,000ポイント
が得られます。
②外壁、屋根・天井または床の断熱改修とポイント数
一戸建ての住宅の場合の断熱材の最低使用量
( )内は部分改修の場合
断熱材区分 A-1、A-2、B、C(熱伝導率 0.052~0.035W/m2・K)
外壁 6.0m3(3.0m3)
屋根・天井 6.0m3(3.0m3)
床 3.0m3(1.5m3)
断熱材区分 D、E、F(熱伝導率 0.034W/m2・K 以下)
外壁 4.0m3(2.0m3)
屋根・天井 3.5m3(1.8m3)
床 2.0m3(2.0m3)
例えば、部分改修で屋根の天井にグラスウール100mmを二重に入れた場合、
1.8m3÷0.2m=9m2(約6帖)
となり、6帖の部屋の天井裏の断熱改修を行えば対象工事になり、18,000ポイントが得られます。
③設備エコ改修とポイント数
設備エコ改修工事について
バリアフリー改修のポイント数
手摺の設置場所について
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一次エネルギー消費量の計算
株式会社 藤川建設は・・・
長岡市で注文住宅を手掛けています
越後杉で家づくりをしています。
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