べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

宮城県にて伝統構法の永住型の復興住宅

2011-05-14 10:59:53 | 伝統構法について
宮城県石巻市に建設される木造住宅の完成予想図
工学院大学提供


伝統を未来へつなげる会より、東日本大震災の復興住宅計画の情報が入りました。
民有地を長期借り入れし、低家賃での住宅を貸し出すというアイディアです。

地元木材を伝統構法による、仮設ではなく長期対応型の地域にマッチした住宅とし、今後コミュニティーの場に生かそうという話です。





こうした動きは、新潟県中越地震の際、山古志村でも復興住宅が計画され、地元の設計士と工務店が活躍しました。
くわしくはこちら



伝統構法とは・・

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6 コメント

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Unknown (ち-ぼ-)
2011-05-22 12:43:12
先日は突然失礼しました。

対してのコメントまで頂戴し、ありがとうございました。

この記事、なんか嬉しくなりますね。

>室内から木の柱や梁が見える伝統構法

ですかぁ。それはとてつもない!ですね。

昨日、建築士と会いましていろいろお話を伺いました。その方は、伝統構法とラ-メン構造のミックスだそうです。

50になりまして、平穏にいけばあと10年のサラリ-マン生活です。親の援助も受け、わずかな貯蓄をほとんどはたいてのロ-ン(約1000万)---となりそうです。

経済状況が一向に好転せず、サラリ-マンにもたいへん厳しい状況となっていますが、いつまでもあれこれ悩んでいてもしょうがないと・・・

年老いた両親と老ねこ、ぐずぐずしてるまにドンドン歳月は流れていきます・・・

今月中にきっちりと決断の上で、設計士の方にあらためて設計のお願いをし、引越し~取り壊し~建築~ロ-ン契約etc.をと考えています。

また遊びに寄せていただきます。

棟梁もおからだにくれぐれも気をつけて、がんばってください。
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>ちーぼー様 (藤川(管理人))
2011-05-23 08:53:24
コメントありがとうございました。

伝統構法の良さは、山の木を余す所無く活かしきれるところにあります。曲がった木など、普通では流通しない木を巧みに組み合わせて丈夫で長持ちする家をつくる・・

日本の風土に合った、日本の自然資源を活かせる家づくりです。
古来からの日本の文化・・それを守っていくのが我々の使命だと思っています。

最近は、コストダウンや見た目の華やかさ、イメージが先行してしまう風潮にありますが、そういった動きとまるで逆行してしまう・・本当の芯の部分を見つめ続けるには、そういった世の中との対峙を常にしていかなければならない辛さもあります。
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Unknown (ち-ぼ-)
2011-05-23 22:00:32
ご返答、誠にありがとうございます。

建築士の方との話でも、それはよく話題にのぼります。

>・・・動きとまるで逆行してしまう・・本当の芯の部分を見つめ続けるには、そういった世の中との対峙を常にしていかなければならない辛さ

ええ、ほんとうに。

ただ、イメ-ジに翻弄されてるだけというのが現状・・・素人のかなしさ・・・だと思います。

ほんとにこの1年で、認識が180度ひっくりかえりました。知らないというより、知らなさすぎ!でした(TT)。

専門家のお話を、学校を含めてさまざまなところで展開できるようにならなければいけないんじゃないでしょうかねぇ、余りにも無知です、われわれ凡人は・・・
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>ちーぼー様 (藤川(管理人))
2011-05-24 12:17:23
レスありがとうございました。

我々プロも本物をPRしていかなければならないと痛切に感じています。

本物技術はその本質を常に追い求めていく姿勢が要求されます。そちらのほうに力を入れなければならない・・同時に素人でも分るように噛み砕いて情報を伝えなければならないのには、倍の労力を必要とします。

「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッガーを読んだら」では技術者の言葉を「翻訳」する作業をするのが仕事ともありました・・・

まさに、そのことなのでしょう・・

「もしも伝統構法の棟梁がドラッガーを読んだら・・」

みたいなところから出発するのかも知れません。
このサイトに来る人たちは、専門的な人達が多いようで、技術を磨く参考にはなるのでしょうが、対消費者となると少し力不足なのでしょう。

その辺りは意識して分かり易くしたいと努力していこうと思っています。

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Unknown (ち-ぼ-)
2011-05-26 03:47:54
ああ、おっしゃる通りですねぇ。

>・・・技術者の言葉を「翻訳」する作業をするのが仕事・・・

---翻訳は創作であり云々・・・/『井筒俊彦著作集第9巻』

>「もしも伝統構法の棟梁がドラッガーを読んだら・・」

ですね、まさに・・・ピッタリ!


先の、井筒氏にろると、ことばによる世界の表現なのではなくて、ことばによって世界をそのつど創造しているんだということらしいです。---一般的な思い込みと正反対・・・
返信する
>ちーぼー様 (藤川(管理人))
2011-05-26 23:09:43
レスありがとうございました。

 「言葉(人間)は未来に開かれた系」

 「言葉(人間)は無限の可能性を秘めている・・」

私の恩師の言葉であり、人間と言葉を自然科学する姿勢を貫き通す科学者の目そのものです。

我々は絶えず(世の中や自然に)揉まれながら、揺らぎながら進歩していくもの・・その理念を忘れずに本質を貫きたいところです。

ちーぼーさんも一生に一度あるかどうかの家造りを楽しんでください。(産みの苦しみもありますが・・)
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