土塗り壁の特性
〇天然素材を活かした室内環境の改善
〇土塗り壁の内的美観、質感をそのまま残したい
という場合の工法です。
和風の部屋を、そのまま残したい・・
外貼り工法 建物の内部はそのままで土塗り壁の外側に断熱材と外壁を張る工法です。 外貼り工法のイメージ 土塗り壁の外側に、石膏ボードでサンドイッチにした断熱材で覆います。 この部分は防火構造になるので法22条区域でも使用が可能となります。 更にその外側に外壁下地と外壁で包みます。 外貼り工法の詳細 適用範囲 断熱材に熱伝導率0.040(W/m・K)の材料を用いた場合(ミラフィット1種等) 熱貫流率 U=0.68(W/m2・K)・・・区分4,5,6,7地域で使用可能 断熱材に熱伝導率0.022(W/m・K)の材料を用いた場合(ミラフィット・ラムダ等) 熱貫流率 U=0.48(W/m2・K)・・・区分3地域で使用可能 となります。区分1、2地域については断熱材の種類や厚さの検討が必要です。 地域区分とUA値について・・ |
外貼り断熱工法の利点としては、外断熱工法なので容易に断熱工事が行え気密も確保できる点です。同時に外壁も改修できるので雨仕舞の強化が図れます。
各部の納まり図
ポリシートで気密性を確保し、
断熱材を構造材に確実に接して
断熱性能、気密性能を確保します
外側に、断熱材や外壁の分がせり出していくので、サッシ廻りの納まりが難点です。
足場を架けるので、そちらに工事費がかかってしまいますが、外装工事を考えていた場合は同時に断熱改修、耐震改修も行える利点もあります。
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