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最近は、車庫の耐震工事が多くなっています。
1階が車庫で2階が住宅の場合、どうしても1階の壁量が少なくなってしまいます。
中越地震、中越沖地震、東日本大震災と3回も大地震を経験していますが、やはり気になるということで、1階の車庫の補強工事を行いました。
今回は、耐力壁を入れる施工しました。
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車庫の脇の棚の部分に壁を起こします。
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天井を解体し、横架材(床梁)を露出します。
この梁と柱、土台を合板で補強。
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ロウソク基礎しかない部分には、
土間にアンカーを打って引き抜きに対応します。
ロウソク基礎に穴を開けると欠ける可能性があるため
土間から補強することにしました。
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カットアンカーを埋め込みますが、
コンクリートボンド(数分で硬化する強力なもの)を入れます。
固まると、ガチガチになります。
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引き寄せ金物で柱を固定。
土台も新たに入れてやります
土台の下には、樹脂製のパッキンを入れて土間との縁を切り、
腐食の防止を行います。
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合板の下地に間柱を入れます
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合板を両面に打ち付けます。
東日本大震災の影響により、国内の耐力壁用構造用合板が手にないらない状態になっています。今回は、已む無くOSB合板を使いました。
針葉樹合板は宮城や岩手で生産されていたのですが、地震と津波によって在庫は流され、工場が破壊され国内需要の半分が喪失したといわれています。
早期の工場復旧と生産再開を祈ります。
今回は、耐力壁による補強を行いましたが、他にも工法が幾つかあります。
制震金物を使った方法
伝統構法の応用のアーチ構造
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