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コンクリートの壁に、石膏ボード等の下地を施工する場合のヒントです。
今回は、水害対策として、下地に樹脂胴縁を使用しています。再度水害に見舞われた場合、せっかく下地まで作ったのに、また解体しなければならないという煩わしさを解消します。
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まず、レベルを墨出しします。
レーザーで計測すると効果的です。
RC壁に防水テープ(カットクロス片面)を貼ると鉛筆やペンで書けます。(よくやる手法)
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樹脂胴縁の裏側に、コンクリート用ボンド(エフレックス等)を塗って、RC面に貼り付けます。
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貼り付けるときは、ブチルテープを貼っておくか、上から防水テープで押さえると楽です。
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樹脂胴縁の上からコンクリートキリで穴を開けます。
振動錐は、穴を開け終って、抜く時に、隣のビスまで抜けやすいので注意が必要です。
胴縁をしっかりと押さえながら、穴を開けます。
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コンクリートビスで胴縁をRC面に取り付けます。
(32㎜を使いましたが、45㎜の方がしっかり止まります。RC面を痛めたくないため・・)
コンクリートビスとボンドを併用します。
(ビスだけだと、頼りないし、ボンドだけだと乾くまで固定が難しい・・・)
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上から見ると、RC壁も微妙に湾曲しています。
このまま、ボードを貼ると、仕上げが上手くいかないので、このベースになった胴縁の上に、パッキンをしながら、もう一重胴縁を設置します。(2重目は普通の木工ビス28~32㎜でOK)
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1重目の胴縁施工終了。横に45㎝ピッチです。
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2重目の胴縁はパッキンをしながら面を調整します。
床に何気に置いてあるアルミ製定規を使って、平滑に調整しています。
(実際、完全な平面は無理です。適度に調節する程度にとどめておかないと、時間がかかりすぎます)
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2重目の胴縁を施工した後、断熱材を入れて、ボードを貼れば、下地完成です。
今回は、水害を考慮しての樹脂胴縁です。
本当は、ボンドも樹脂も使いたくはないのですが、木材だと水害時にはふやけて使いものにならない・・
それは、1階の床も同じで、根太や下張りの合板は、一度水に浸かると、ふやけたり、細かい砂が溜まったりと・・最終的には張替になってしまう・・
浸水の危険緒のある地域では、浸水の予想面よりも床を高くしておいた方が無難です。
応用としては、RC面に外壁を張る場合等・・
誰も、やったことのない工事や大工がやりたがらない工事をする事が多いこの頃・・
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