本日は、カラッと秋晴れですがすがしい一日でした。
でも、明日は雨模様のようです。
週間予報では今週はずっと晴れの予報でしたが、晴れ間がほとんど続かない・・
晴れているうちに外部を進めていく以外に方法は無い・・
写真は、構造材が外部に突き出している様子です。
伝統構法の「渡りあご」や「打ち出しホゾ」は外部に24センチから30センチ突き出します。
突き出す長さが長いほど丈夫になりますが、これがぎりぎりの長さでしょう。
昔の「蔵」等はこんな感じで中の梁が外部に突き出ている様子がわかると思います。
どうしても、雨仕舞いが悪い場所になります。
下地ボードと梁との隙間にコーキングを打ち、ブチルテープや防水テープを防水紙(タイベック)との際に貼り、さらに外壁を張ったらコーキングを打って、ここから水が浸入しないように努力しています。
当然、これに防水塗装も施しますが・・
また、屋根の直下ならば雨が当たる心配も少なく、それよりも低くなって雨が入りやすいようだったら、この上に小屋根をつけたり庇で覆ってしまう工夫をします。
この、木口を木の枝側(根と反対)にすると、木が植わった状態の時、水を送り出す側となるので、水が浸入しずらいと聞いたこともあります。逆に根の方向を向けると水を吸い込みやすいとか・・
でも、雪国の場合、根曲がりの強い部分を外側に向ける習慣があります。
強度を取るか、防水性を取るか悩むところでもありますが・・
鉄板を直に張ると、蒸れて腐ってしまいます。
ボードか下地を張って、縁を切って(隙間を空けて)鉄板を張ればよい。
わざと腐らせて、取り替える部分を作るとか・・
いろいろな工夫が考えられます。
伝統構法ならではの悩みであり、楽しみですが・・
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