本日は、晴天に恵まれ、作業がはかどりました(新潟弁=はかいった)。
わが社の基礎は、全面、割栗石を敷き詰める「べた基礎」工法です。
建物の基礎部分を全て掘り下げ、栗石(くりいし)を「こば立て」(=地面に突き刺さるように立てる)にして隙間なく敷き詰めていきます。
この方法は、昔の布基礎でもされていた方法です。
現在ではコストダウンで、砕石を重機で敷き詰め、転圧をするのが主流ですが、昔ながらの手作業のほうが地面に食い込ませられるため、強度が出ます。
地面に直接手で触れ、耐圧強度を確かめるのです。そして、石を食い込ませる。
弱く軟弱な部分には大きな石を、重さにまかせて何回も突き刺し、シメ固める・・
とがった石の先端を食い込ませる・・
そういう手作業ゆえに、敷き詰めた地業の上は、耐圧にすぐれたものとなります。
中越地震でも、この基礎の強固さが確かめられました。
長岡の東山地方、小千谷でもこの工法でひびひとつ入っていなかったのです。
地盤改良は、セメントを土に混ぜただけで一見硬いようですが、今回の地震で亀裂が生じたそうです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます