べんりや日記

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炭の焼き方

2009-11-10 18:41:52 | CO2を25%削減
高寺工場にある炭焼き窯はドラム缶を切って横にした簡易的な窯です。
手軽に木炭を焼く方法として最適だと思います。

ここでは炭の焼き方を解説します。



窯に木をくべる

窯の中に木炭にする材料を入れていきます。
真中に太い材料、廻りに細い材料を入れると効果的といいます。




窯をふさぎ、燃焼部分(一斗缶)を差し込む


窯にフタをして、燃焼部分の一斗缶を差し込みます。
一斗缶には、切れ込みが入れてあり、空気の調節ができます。




ブロックと粘土でフタを覆う


フタをブロックと粘土で、中の煙がもれないように塞ぎます。
ブロックとフタの間に空間を作り、その間に粘土を押し込むとうまくいきます。
粘土は内部の密閉と保温の役割を兼ねます。






燃焼口に薪をくべる


一斗缶のフタを開き、燃料をくべます。



焼き始める

薪に火をつけ、窯をいぶします。
中の木に火が燃え移らないように、火力を調節しながら燃やしていき、徐々に窯の中の温度を上げていきます。




煙突の煙を見る

煙突の煙は、はじめうす青く、次に茶色になり、白くなります。
この、煙の色を見ながら、空気の取り入れ口を調節していきます。

白くなった状態は、窯の中の材料が蒸されて、水蒸気と共に抽出液が出てくるので、この煙を冷やすと「木酢液」が取れます。

煙が白から透明になると、燃焼を終了し、窯を密閉します。




窯を密閉する

空気の取り入れ口を粘土で塞ぎ、煙突を塞ぐと、密閉状態になります。
この状態で、窯が冷えるまで待ちます。




窯を開けて、木炭を取り出す


一晩寝かせて、窯が冷えてから、窯を開けます。
手前に完成した木炭が見えます。


炭焼き窯へ・・

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