住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

うし

2010-05-24 16:16:24 | 建築
Nさん、昨日は遠路、雨の中、ありがとうございました。
建築設計事務所なのに、何だかお庭のお話ばっかりしていたようにも思います。

そんな庭つながり というわけではありませんが、本日樹木の植込に立ち会ってきました。

今回の工事は、去年竣工になったJBH(当事務所HP参照)の庭工事第二弾、垣根とアプローチ部分の工事です。

今日は先行して比較的大きな樹木のみの植え込み。建築と違い、相手が生きてるだけに、植え込む季節やタイミングがあり、多少の雨だとて、人間の都合ばかりを言っていられない。。

(朝、作業前)

このアプローチに比較的大きな3本の木を、先行して植えるのが今日の目的。

(作業終了)

たった3本の木で空間の雰囲気や、建物の見え方が変わる。。

家の暮らしがあるから庭がいきいきする のか?
庭があるから、家がさらに豊かになるのか?

家庭には、家も庭もなくてはならない大事な要素なのである。

だから、建築設計をするものは、どちらも考え・一緒に考え、設計していきたいと感じる訳なのである。

とか言いながら、本当は植物が好きなだけなんですけどね。。。



工事中、ユニック(小型クレーン)での作業を見ていたら、

「あれ?角のある雄牛の頭だ!」

口蹄疫のニュースで牛の姿を目にする機会が増えてきた影響がこんなところに!
一旦そう見えてしまうと、もうそれにしか見えない。
しかも、最近の情勢を憂いてる表情にも見える。。

いいおっさんが、レインコートとレインハット、そしてフィールドラバーブーツ姿で、雨の中、体は冷え切り、ずぶぬれになりながら、なに考えているんだろう・・・



キリン?いやいや、ユニックを伸ばしてるの図。樹木3本にしては大がかりです。

そして何日か後、注文している中低木と下草がそろってから植えるまで、今回の工事はまだまだ続く。。。

=戸田晃建築設計事務所=