住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

ほぼ花

2010-06-15 10:37:05 | 我が家の庭


6月5日頃のショウマの花です。

たぶん鳥足升麻 (とりあししょうま)は雪ノ下(ゆきのした)科。細くて丈夫な茎のことを鳥の足にたとえた。

キンポウゲ科の晒菜升麻(サラシナショウマ)、バラ科の山吹升麻(ヤマブキショウマ)など、分類はさまざま。



斑入り万年青(おもと)の花。小さな花がびっしり状態。見方によっては少々グルテスク。
万年青は、古典園芸植物ともいわれ、古くは徳川家康のころ、家臣の中に万年青を献上したものがいるとも伝えられてるらしい。

また腑(葉に白くなる部分)の出方の違いを楽しむ植物でもある。

3種類、それぞれ違った腑の入り方と葉の明るさで、北側の日陰の庭を一年中楽しませてくれる植物。



葉の根元部分に咲く。



同じころ、咲かない個体もあった。



テラスよりバラの咲く中庭をみる。



我が家の地味な庭に、落ちたバラの花びら一枚が目立つこと。



妻が、亡くなった友人の墓参りの為、庭のバラ切り、花束を作る。

いつもの我が家には馴染みのない色彩。。



山法師(ヤマボウシ)の花 

花といっても実は4枚の総苞片という紛らわしいもの。正確には「花びら」ではない!
まあきれいであれば、ほぼ花! ということで?

ちなみにドクダミも本物の花弁と萼は存在しない、 だった。。



鳴子百合(ナルコユリ)自然に出てきた個体。

時期的にみて、たぶん、橅(ブナ)の木を植えた時、その根っこに入っていたと推測される。

「何かを持ってきたときに、何かがはいっている。」

それは嬉しいと思う反面、

「何かの為に、何かを持ちこんでしまう」行為を、知らないうちに(自分が)していたことになるんだと感じる。

「ハブを退治するために、マングースを持ちこむ」 持ち込まれたマングースだって好きで島に住みついたわけではない。
話は大きくそれましたが、この花を見ながら、日頃、何気なく自分が行っている行為を、もう一度長い目で見つめなおしてみようと感じたのである。

ところで、HPの「いえのことイロイロ」更新しました。詳しくは下記URLよりお入りくださいね。

=戸田晃建築設計事務所=