すずか*ぜ便り

季節の花や風景、美味しいものなど、日々の暮らしで見つけたものを気ままに撮っています。

バラつながりで、『美女と野獣』。

2017-06-16 | 観劇&映画のこと





(ストーリーの重要なモチーフがバラですから
ローズガーデンフォトのバラからの~ということで・・・)

遅ればせながら
映画『美女と野獣』を見てきました。

ディズニーアニメの完全実写化というこの映画、
アニメを見たことがない私にも十分楽しめました。

ていうか、
どこが違う、ここはアニメのほうがいい、とか一切なく
純粋に映画として観てかなり良かったです。

特筆すべきは映像の美しさ。

お城、王子、舞踏会、
調度品に姿を変えられた使用人たち・・・
優雅なファンタジー要素満載のうえ、
ヒロイン・ベルの暮らす村の風景も美しく、
物語を盛り上げます。

ベル役のエマ・ワトソン、
「ハリー・ポッター」のハーマイオニーなんですね。

もうこんな大人になったのね~。

映画の「ハリーポッター」シリーズは第1作しか観てないので
ベルのエマちゃんとはつながりませんでした。

ついでに配役について。

お城の給仕頭・ルミエール役が
ユアン・マクレガーだったのを
家に戻ってパンフレットを見て初めて知りました。

ガ~~ン

スターウォーズのオビ=ワン役、好きだったし、
知ってればルミエールに注目したのに・・・


注目といえば、
敵役・ガストンです!

ベルに言い寄るも嫌われる
腕っぷしだけが取り柄の粗野な人物で
最後は野獣狩りへと村人を扇動する
本当に憎たらしい役回りなんですが、
イケメンなのがまた憎たらしい(笑)

この憎たらしさ度100%的敵役が
映画を面白くしています。

まるでドラマの「半沢直樹」「小さな巨人」での
香川照之です。

ガストンにハマった人、
多いんじゃないでしょうか。


私はまんまと野獣にハマってしまいました。

野獣の姿でありながら
実は心優しく、教養もある。

そこも萌えポイントではありますけど、
外見に、なんです。

目の感じ、
口の感じ、
服の下でプラプラと揺れるしっぽ、
たまらなくツボでした


ベルの愛の力により人間に戻った王子に
一瞬「お~~っ」となるんですけど、
王子すぎる~
頼りなさすぎる~、なイケメンぶりに
大丈夫か、ベル?!と突っ込みたくなりました。

ベルの理想の相手と違うかも・・・?
その後の二人が気になっちゃいます。


ともあれ、
曲も素敵で
女子をウットリさせてくれる映画に違いなく、
可愛い野獣とルミエールに会いに
もう一度観ようと思っています。


「美女と野獣」日本版本予告



(一つだけ残念だったのが
主要キャストに黒人の女優さんが起用されていたこと。

人種差別に配慮してのことかもしれませんが、
舞台がフランス、
王侯文化の世界に黒人がいるのは
ものすごい違和感、不自然さです。

宮廷で生まれた装飾的ドレスは
いくら美女であっても
彼女たちには似合ってなく、
そこは人種差別配慮よりも
文化を尊重してもよかったのでは?
と思います)





ついでに触れると、
数年前、宝塚版「美女と野獣」として
『バラの国の王子』が上演されています。

当時の月組トップスター・霧矢大夢(きりや・ひろむ)さんが
歌舞伎の連獅子のような被り物の野獣役、
お城の使用人たちは調度品ではなく
動物に姿を変えられた、という設定で、
手に動物の頭を持っての演技。

当時の2番手・龍真咲(りゅう・まさき)さんが
敵役的な別の王子。

ディズニーのものとは違うストーリーでしたが、
演出もストーリーも微妙、
同時期に劇団四季でも「美女と野獣」が上演されていて
負けたな、と思った記憶があります。

「美女と野獣」人気の今
再演してもいいかも、ですが、
前回のままだと圧倒的に映画に負けるので
かなりのパワーアップが必要ですね~。


(すみません、超長くなってしまいました