すずか*ぜ便り

季節の花や風景、美味しいものなど、日々の暮らしで見つけたものを気ままに撮っています。

素晴らしすぎる!「縄文展」@東京国立博物館

2018-08-30 | アートなこと





ただいま上野の「東京国立博物館」では
「縄文 1万年の美の鼓動」展開催中。

教科書でお馴染みの‘火焔型土器’と
‘縄文のビーナス’と呼ばれる土偶をはじめ5体の土偶、
合わせて6件の国宝が集結していますから
見逃せない展示となっています。





今回はこの本館ではなく
平成館で。









途中にある表慶館。
素敵な洋館なのでやっぱり撮っちゃう。
時間ないのに





これが平成館。

前回国立博物館を訪れたのは
台湾の「故宮展」でした。

‘白菜’の期間限定公開があったため
ものすごい行列に並びましたが、
今回は限定公開もなく
チケットを買うのも
館内に入るのも並ぶことなくスンナリ。


時間があれば本当にじっくり堪能したかった
土器や土偶の‘縄文の美’がたくさん。

特に火焔型土器の素晴らしさには感動すら覚えます。

後に登場する弥生式土器は
形も意匠も洗練されてきてはいますが
アートとしてみると
縄文の力強さにはかないません。

国宝の土器、土偶を一度に見られたのも眼福です。

日本人の器用さ、繊細さ、美意識の高さのルーツは縄文なんだな、
とあらためて日本人である誇りを持ちました。

大人だけでなく
子供たちにも見てもらいたい展示ですが・・・
夏休み、もう終わりなんですよね。

間に合う方、ぜひぜひ!ご覧になってください。


そうそう、‘暮らしの美’エリアで
栃木県小山市出土の
貝輪型土製品(今で言うブレスレット)が展示されていました。

海のそばでは貝を細工したブレスレットが出土していて
海なしの栃木は重い土で作るしかなかったんですね。

海への憧れはこの頃からなんだなぁ、
としみじみしてしまいました。
(栃木の縄文人は
海を知っていたかどうかは定かではありませんけど)













‘岡本太郎が愛した縄文土器’として
国立博物館所蔵の土器が
太郎さん撮影の写真とともに展示されていました。

「爛熟した中期の土器の凄まじさは言語を絶する」
と評しているそうですよ。

これらは撮影可です。

最近は美術館でも
撮影可能エリアを設けてくれているのがありがたいです。
昔はすべて撮影不可でしたもんね。





国宝の土偶たちと記念撮影もできますよ。

(左より仮面の女神、中空土偶、合掌土偶、縄文のビーナス、縄文の女神)





今回買いに走ったグッズは
縄文オールスター的なクリアファイルやら
木製土偶クリップ、
火焔型土器マグネットやらでした。




(チラシの裏面です。
興味のある方は大きくして見てね)


展示について詳しくはこちらをどうぞ → 





<8月21日 上野・「東京国立博物館」にて>