あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

春の京都-1-

2011-04-04 06:33:06 | 取材・旅行
家族でぶらりと京都へ行って来ました。

車で2時間とちょっとで着きます。近くなりました。

土曜日は、まずは、定番、清水へ・・・。



これまでに、清水寺へ訪れたのは20回は下らないと思いますが、この清水坂の賑わいは記憶にありません。

これも、東日本が震災に遭い、ディズニーが閉園の影響でしょうか。



清水寺と桜です。
見頃は、次の土日でしょう。



2月に訪れた建仁寺へ再び訪問。



その時にはなかった説法を聴く機会に恵まれました。

テーマは「六方礼経」

ネットには次のように説明されています。

原始経典。1巻。中国後漢の安世高訳。バラモンの子尸迦羅越(しからおつ)が父の遺命により六方を礼拝していたところ、その姿を見た釈迦が、六方に父母・妻子・師匠・朋友・沙門・奴僕傭人を配して礼拝するよう説き、在家者の道徳を示したもの。尸迦羅越六方礼経。

六方とは、東西南北と上下のことです。

東方を礼するは親を敬するなり、
南方を礼するは先生を礼するなり、
西方を礼するは妻子を礼するなり、
北方は友達を礼するなり、
上を向いて礼するは神仏に礼するなり、
下を向いて礼するは従業員(一切衆生)を礼するなり

つまり、すべてに感謝する心をもつということです。

なかでも、夫婦としてのあるべき道を次のように説明していました。

① 妻の人格を尊重す。
② 妻を軽蔑しない。
③ すべての家事を任せる。
④ 金銭、衣服、装身具を与う。



次に、「綴(つづり)プロジェクト」の説明がありました。

これは、「海外へ流出した作品の里帰り」、「日本を代表する水墨画作品」、「歴史をひもとく文化財」の3つを、オリジナルに限りなく近い複製品を完成させるというものです。

大塚美術館が陶板だったのに対して、このプロジェクトはデジカメで撮り、インクジェットプリンターで印刷するというものです。

その精度はたしかで、1m離れると学芸員でも本物かどうかが分からないそうです。

ここ、建仁寺の国宝「風神雷神図屏風」(俵屋宗達筆)のほか、メトロポリタン美術館が所蔵する「八橋図屏風(やつはしずびょうぶ)」(尾形光琳筆)、東京国立博物館所蔵の「松林図屏風(しょうりんずびょうぶ)」(長谷川等伯筆)、神戸市立博物館所蔵「南蛮屏風」(狩野内膳筆)などの複製が展示され、説明がありました。

この写真の神護寺三像のうち、平重盛像(右)は、モナリザと交換・・・・、おっと、この話題はまた後日に・・・。



知恩院三門です。

高さ24メートル、横幅50メートル、屋根瓦約7万枚。

圧巻の大きさです。

なぜ「山門」でなくて、「三門」か?

「空門」「無相門」「無願門」という、悟りのための三つの解脱を表わす門だからです。



円山公園の桜も、かなり開いてきました。

それにしても、花見の場所取り合戦が熾烈でした。



宿泊は、木戸孝允宅の敷地跡に他てらえた宿です。



中には、木戸孝允の筆も・・・。

木戸孝允については、いつか特集をと考えています。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。