白坂慎太郎先生の哲学入門
第34回は、ベンサム 功利主義 です。
ここから https://www.youtube.com/watch?v=ephPLlfGG_M
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/a8/582e964c387c3882a7ba0a3dc455bcc0.jpg)
ベンサム(1748~1832)英国の法学者・哲学者。功利主義の主唱者。個人の行為の判断基準が幸福の追求にあるのと同様に、社会の目的は「最大多数の最大幸福」の実現にあると説いた。著「道徳と立法の原理序説」など。
資本主義社会は、アダム・スミスによれば「神の見えざる手」、すなわち放任主義をとなえました。
ベンサムは、快楽と幸福は一致すると考えました。
これはそうですね。
人間の本性です。
カントは、道徳は動機を大事にしていました。
しかし、ベンサムは否定します。
結果を、快い結果(功利)があるかどうかで判断しました。
その結果重視の考え方を、功利主義といいます。
私たちは、善悪は道徳的なものを言いますが、功利主義の人たちは「役に立つものが善」そうでないものが悪なのです。
役に立つ = 快楽が得られた = 幸福になる = 善
最も大きな快楽が最善の行為です。しかし、快楽の基準は人によって違います。
そこで、「最大多数の最大幸福」を主張したのです。ここから多数決の考えが広まりました。
快楽を計算し量で量ったのです。
その計算は、強さ、長さ、確実さ、速さ、多産性、純粋さ、範囲 の7つで計算しようとしました。
1人1快楽。平等です。
これが、普通選挙法の制定に繋がります。
そして
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/8a/2460f317a87359570e01f8e90c2a01b0.jpg)
政治の役割も規定します。
ベンサムのいうことはある程度正しいでしょう。
しかし、もっと高次の快楽(精神的な快楽など)もあるでしょう。
次回は、JSミルを取り上げます。
第34回は、ベンサム 功利主義 です。
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ベンサム(1748~1832)英国の法学者・哲学者。功利主義の主唱者。個人の行為の判断基準が幸福の追求にあるのと同様に、社会の目的は「最大多数の最大幸福」の実現にあると説いた。著「道徳と立法の原理序説」など。
資本主義社会は、アダム・スミスによれば「神の見えざる手」、すなわち放任主義をとなえました。
ベンサムは、快楽と幸福は一致すると考えました。
これはそうですね。
人間の本性です。
カントは、道徳は動機を大事にしていました。
しかし、ベンサムは否定します。
結果を、快い結果(功利)があるかどうかで判断しました。
その結果重視の考え方を、功利主義といいます。
私たちは、善悪は道徳的なものを言いますが、功利主義の人たちは「役に立つものが善」そうでないものが悪なのです。
役に立つ = 快楽が得られた = 幸福になる = 善
最も大きな快楽が最善の行為です。しかし、快楽の基準は人によって違います。
そこで、「最大多数の最大幸福」を主張したのです。ここから多数決の考えが広まりました。
快楽を計算し量で量ったのです。
その計算は、強さ、長さ、確実さ、速さ、多産性、純粋さ、範囲 の7つで計算しようとしました。
1人1快楽。平等です。
これが、普通選挙法の制定に繋がります。
そして
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政治の役割も規定します。
ベンサムのいうことはある程度正しいでしょう。
しかし、もっと高次の快楽(精神的な快楽など)もあるでしょう。
次回は、JSミルを取り上げます。