2025年2月9日(日)、愛知ウォーキング城巡りクラブ(AWC) 「美濃路・稲葉宿」へ行ってきました。 講師は、七種英康先生です。その様子を、7回にわたって紹介しています。今日はその4回目。
今回訪問したところです。
今回は、長光寺ほかです。
美濃路を北に進みます。
長光寺に到着しました。 稲沢市六角堂東町三丁目2番地8
総見院と同様、ここも臨済宗妙心寺派です。
六角堂の通称で親しまれている長光寺は、臨済宗妙心寺派に属する寺です。尾張六地蔵の一つで、境内の真ん中に建つ地蔵堂が六角の円堂になっているため、六角堂と呼ばれるようになり、地名の由来にもなりました。
地蔵堂は、県内でも珍しい中国風の形式をもつ唐様の室町建築で、応保元年(1161)、平頼盛の寄進で創建されたと伝えられています。地蔵堂の中には重要文化財の「鉄造地蔵菩薩立像」が納めれており、この地蔵は世の中に悪いことが起こる前になると全身に汗をふきだし、人々に知らせるという言い伝えがあり「汗かき地蔵」とも呼ばれています。
また、当寺は若かりし頃の織田信長の遊び場として知られています。境内奥には臥松水(がしょうすい)と呼ばれる井戸が残っており、信長がこの井戸水を愛飲したと言われ、清須城や岐阜城まで取り寄せたとも伝えられています。 説明引用 https://www.aichi-now.jp/spots/detail/3216/
道標がありました。
次回紹介する、四ッ家追分にあったものです。
「右 ぎふ ・・・ 」「左 京都道・・・」で下は折れています。
資料によると「右 ぎふ並浅井道」「左 京都道並大垣道」です。
「特別保護建造物」とは?
「古社寺保存法」に位置づけられた建造物なのです。
明治30年(1897)6月に制定されたこの法では、社寺の建造物や宝物類の中から歴史の象徴または美術の模範となるものを「特別保護建造物」または「国宝」として指定し、その保存経費について国が年5万円以上20万円以内の金額を補助することとしました。一方で、社寺等には宝物類の管理及び博物館展覧のための出品を義務付けました。
同法により、宝物類の売却や海外流出を禁止する法的な制度が設けられ、文化財の保存・修復に対する財政的な支援がなされるようになり、古い建築物や仏像等の修理修復への本格的な取り組みが始まりました。
これが六角堂です。
重要文化財です。
説明部分を起こしてみましょう。
六角円堂、屋根は栩音形式の銅板で、順に鉄製露盤と宝珠を置く。
柱はすべて円柱で、上部綜付、斗棋は唐様出組詰とし、天井は菱形格天井、重要文化財 鉄造地蔵菩薩を安置する。
屋根の露盤には、永正七年(一五一〇)の陽鋳銘があり、建立時期がわかる。六角堂は全国に残存するものが少なく、中世に遡る唯一の例として貴重である。
「鉄造地蔵菩薩立像」
世の中に悪いことが起こる前になると全身に汗をふきだし、人々に知らせるという言い伝えがあり「汗かき地蔵」とも呼ばれているのは、鉄製地蔵の共通かもしれません。
画像出典 https://www.inazawa-kankou.jp/archives/407
本堂です。
臥松水(がしょうすい)という井戸があります。その説明です。
(石碑文)
昔織田右府清須城にある頃、この井水を特に愛飲し、 茶室にはもちろん膳部にまで用い、 儒臣夕庵に命じて臥松水の記並びにその三文字の額を書かしめ、 井上に掲げたと伝える。
これが「儒臣夕庵に命じて臥松水の記」
これが井戸です。
長光寺六角堂(尾張名所図会)
画像引用 https://network2010.org/article/212
立派な造りです。
仏像シリーズ3 長光寺の鉄造地蔵菩薩立像
なんて罰当たりな…愛知・稲沢市の寺で仁王像の腕折られる さい銭盗んだ犯人の仕業とみて警察が捜査 (23/08/02 14:35)
外に出ると祠がありました。
かなり風化していますが、馬頭観音です。正確には羊頭観音です。
私が布袋小学校の校長時代に、朝、マラソンをしながら校区の馬頭観音を調べていました。
これはその一部ですが、この時で17体目。一体、いくつあるのでしょうか?
https://konan.schoolweb.ne.jp/2310019/weblog/23626983?tm=20180429063749
この記事が最後です。
https://konan.schoolweb.ne.jp/2310019/weblog/23628851?tm=20181213084110
馬頭観音についての一般的な動画です。
仏像シリーズ 馬頭観音
二宮金次郎像です。昔はどの学校にもありましたね。
生涯学習講座で取り上げようと思っている人物です。
六角堂公民館です。
浅野長勝宅址 〒492-8172 愛知県稲沢市北市場本町1丁目1−1
愛知県稲沢市の浅野長勝宅址は、戦国時代に弓衆として尾張織田氏に仕えた浅野長勝の屋敷跡です。
ちなみにこの浅野長勝宅址の石碑がある場所は、現在民家になっており、民家の敷地の片隅に石碑があって、道路から見学することができます。
長勝は、長政の義父、さらには秀吉の義父にもあたります。
この「安井重継」の家が、江南市の宮後城です。
このブログの 小口城周辺史跡-6-最終回 をご覧ください。
この安井家では、蜂須賀家政 も生まれています。
浅野長政は次の動画をご覧ください。
浅野長政 ~あの長政と間違えないで!秀吉を支えた堅実な義兄弟~
尾張春日井郡 は 尾張丹羽郡 の誤りです。
浅野長政の生涯 秀次事件に連座し五奉行に格下げされた秀吉の義兄弟【どうする家康】
蜂須賀家政の動画はここから
阿波の古狸と呼ばれた『蜂須賀家政』したたかに乱世を生き抜く
蜂須賀家政の生涯 秀吉の重臣ゆえに家康には一筋縄では従わなかった男【どうする家康】
有名人が並びます。
明日第5回に続きます。明日は四ツ屋~長束です。
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