光明寺グランド北の木曽川堤の写真です。
このように、ススキの近くにはセイタカアワダチソウが、逆にセイタカアワダチソウを見つければ近くにススキが見られます。
セイタカアワダチソウは、鉄鉱石に紛れて50年ほど前に日本に入ってきたという話を聞いたことがあります。
GHQが日本に運んだ小麦説もあり、実際にはわかりません。
当時、トップ級の女優、十朱幸代さんが歌ったことも覚えています。
41年前、受け持った児童が、校区のセイタカアワダチソウとススキの繁殖状況を,地図に落としてくれました。
自由研究としては一級の価値があり、来年以降も継続するようにアドバイスしました。
当時は、セイタカアワダチソウが拡大し、ススキが減っている状況でした。
ところが、セイタカアワダチソウが極端に減った時期があります。
その原因は、セイタカアワダチソウ自身が、他を枯らすための自分たちの出した毒素で自滅したという説が憂力です。
具体的には
アレロパシー(邦訳は「他感作用」)とは、放出化学物質で他の植物の成長を抑制する効果のことである。セイタカアワダチソウはcis-DME(シス-デヒドロマトリカリエステル)という化学物質を根から放出する。それによって土壌のcis-DME濃度が一定量を超えると、ススキ、ブタクサ、イネなど他の植物の生育を阻害する。したがって、ススキの群生にセイタカアワダチソウが入り込むと、ススキは次第にその勢力を弱められていく。セイタカアワダチソウは、地表面から数十センチの栄養分を吸い尽くして背を高めていく。 出典はここ
ということは、共生ではなく、生存競争なのです。
※ アレロパシー:植物が放出する化学物質が、ほかの植物や虫に対して殺菌や成長・発芽の抑制、忌避作用などにより阻害的に作用したり、生長の促進など共栄的に作用したりするなど、よくも悪くも何らかの作用をもたらすことをいいます。 このようなほかへの影響力を「アレロパシー活性」といい、植物によって影響力には違いがあります。