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6月27日の社説は・・・

2014-06-27 05:27:15 | 社説を読む
テーマは分かれそうです。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 社外取締役―お飾りにしないで
・ 司法取引―乱用を防ぐ手立てを

読売新聞
・ ODA大綱改定 平和構築へ戦略性を高めよ(2014年06月27日)
・ 脱法ドラッグ 摘発と啓発の強化が急務だ(2014年06月27日)
 
毎日新聞
・ 選挙制度改革 重い宿題を早くこなせ NEW (2014年06月27日)
・ 視点:幕引き都議会 惰眠の府が演じた醜態=人羅格 NEW (2014年06月27日)

日本経済新聞
・ 1914年サラエボの教訓に学ぶ

産経新聞
・ 女性蔑視発言 これで幕引きは甘すぎる
・ 国際教員調査 増員より資質向上めざせ
 
中日新聞
・ 禍根を残さぬために 刑事司法改革
 
※ 明日はサラエボ事件です。

日経です。
「ちょうど100年前のあす6月28日、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ。市街を流れる川にかかる橋のたもとで鳴りひびいた銃声が世界を戦争のうずに巻き込んだ。なぜだれも望まなかったのに大戦になってしまったのか。今日につながる多くの示唆がある。」

「第1次大戦はわれわれに多くのことを教えてくれるが、今、必要なのはサラエボの含意に思いをはせることだろう。」

「第1は偶発的な衝突は回避しなければならないということだ。尖閣諸島や防空識別圏でそのおそれはないのか。グレーゾーンの守りを固めるのは大事だが、相手の出方を読み間違えず危機を招かないためには外交努力が求められる。

 第2は力の均衡の問題だ。中国の台頭でパワーシフトがおこっており、覇権国家である米国の力の低下も相まって、バランスが崩れるときの危うさが世界に漂っているのを知っておく必要がある。

 第3はグローバル化が進む中でのナショナリズムの扱いだ。どこの国でも所得格差をはじめとして社会への不満がうずまく。外に敵をつくることでそれを解消し、政権を維持しようとする動きが出てくる。政治がナショナリズムをきちんと管理できるかが焦点だ。」


産経です。
「国際教員調査 増員より資質向上めざせ」
「教員数を増やすより、一人一人の資質向上を図る教員養成や研修見直しが急務だ。」

研修は多すぎるくらいです。

資質向上のためには、給与ベースを上げるしかありません。
田中角栄のおかげで、人材が確保され、資質はかなり向上しました。

人材確保法は、教員の給与を一般の公務員より優遇することを定め、教員に優れた人材を確保し、もって義務教育水準の維持向上を図ることを目的とする。

日本では学級担任が教科指導と生徒指導の両者に責任を負っています。

これに対し、欧米(特にアメリカ)では、教科指導と生徒指導は別です。

教師は教科指導の専門家として授業に専念し、生徒指導はスクールカウンセラー、スクールサイコロジスト、スクールソーシャルワーカーなどによる専門家が担うのが普通です。

ここに多忙化の原因があるのです。

  
人を増やすか、給料水準を上げて優秀な人材を確保するかのどちらかでしょう。

 

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