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8月30日の社説は・・・

2015-08-30 05:11:39 | 社説を読む
テーマが分かれそうです。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 中国「戦勝」70年―過去から何を学ぶのか

読売新聞
・ 休眠預金法案 公正性の確保へ審議を尽くせ(2015年08月30日)
・ ギリシャ総選挙 チプラス氏は延命できるのか(2015年08月30日)

毎日新聞
・ 女性の活躍 変化の速度が遅すぎる

日本経済新聞
・ 戦後70年の視角 資本主義を鍛え世界に変革の姿を

産経新聞
・ 潘氏中国式典へ 国連は軍拡許容するのか
・ 防災週間 地域連携を深める機会に
  
中日新聞
・ デモの民主主義が来た 週のはじめに考える

※ 大きなテーマが並びました。1本ものが4社そろいました。

それぞれ読み応えがありますが、日経を取り上げます。

「戦後70年という節目に、数百年という単位で世界の歴史を振り返ると、現在の立ち位置と未来へのヒントが見えてくる。
 英国の経済史家、アンガス・マディソンの推計では、紀元後1年時点の世界最大の経済大国はインド、中国がそれに続いた。」

「英国で起きた産業革命を経て、19世紀から20世紀にかけて世界経済の重心は欧州と米国に移った。そして我々がいま目にしているのは、アジアの時代への回帰だ。」

「経済史家のカール・ポランニーによれば、19世紀文明は、力の均衡の政治、金本位制、自由主義国家、市場経済の4つの制度に特徴づけられるという。

 20世紀は米国を中心としたドル本位制、WTO、自由民主主義国家、市場経済を軸とした世界システムに移った。では21世紀はどこへ向かうのか。政策研究大学院大学の白石隆学長は中国の台頭などを背景にした「富と力の急激な変化」が起きると予測する。」

「モノ、サービス、カネ、ヒトが世界的規模で行き来するグローバル化がこれまで以上に進むことも、21世紀の潮流だ。
 曲折はあろうが、長い目で見ればアジア太平洋地域はその中心舞台だ。日本の役割は地域の経済統合を主導することだ。」

「若者も、高齢者も、女性も、外国人材も仕事、子育て、地域生活にかかわっていくような全員参加型の社会が実現できれば、日本は「課題解決先進国」として世界に1つのモデルを示せるだろう。」

「進化する資本主義と世界に日本がどうかかわるか。国も、企業も、個人も内向き思考から決別し、たゆまぬ変革に挑戦して未来を切り開こう。」


日本を「課題解決先進国」と位置づけています。
アジア太平洋地域が経済の中心になることは明らかです。
地理的に、その中心に当たる日本。
その立ち位置をどうするか。
叡智を集める時です。

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