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7月16日の社説は・・・

2016-07-16 05:40:43 | 社説を読む
フランスのテロでしょう。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 仏のテロ 許されぬ市民への攻撃
・ 日中首脳会談 冷静な対話の環境を

読売新聞
・ 仏車突入テロ 祝祭を標的にした新手の蛮行(2016年07月16日)
・ 日印防衛相会談 海洋秩序維持へ連携を強めよ(2016年07月16日)
  
毎日新聞
・ 日中首相会談 対話継続が双方の利益
・ 仏記念日テロ 非道の拡散止めるには

日本経済新聞
・ 中国経済の「L字」予測が示す不透明感
・ 手段選ばぬテロ防止へ連携を

産経新聞
・ 一体改革 与野党による再合意図れ
・ 南仏トラック突入 多様なテロ想定し備えを

中日新聞
・ 仏トラック突入 むしばまれる自由守れ
・ 企業統治 会社とは誰のものか

※ 全社がフランスのテロを取り上げました。

読売です。
「革命記念日というフランスの最も重要な祝祭を狙った残虐なテロだ。断じて許されない。

 地中海に面する仏南東部の保養地ニースで、革命記念日の14日、大型トラックが遊歩道を約2キロ暴走し、花火の見物客をなぎ倒す事件が起きた。子供を含む多数が犠牲になった。

 トラックを運転していた犯人は警官との銃撃戦の末に、死亡した。ニース在住で仏国籍を有する31歳のチュニジア系の男とされる。窃盗の犯罪歴があるが、警察の監視対象ではなかったという。

 警備が手薄で、不特定多数の一般市民が集まる「ソフトターゲット」を襲った大量殺人と言える。深刻なのは、比較的容易に入手できるトラックという新手の「凶器」が使用されたことである。

 仏政府は、事件を「テロ」と断定し、捜査を始めた。犯行の動機や背景など、全体像の解明を急いでもらいたい。」

秋葉原事件が頭によぎりました。
あまりにも卑劣です。

以前に、今年はサイクス・ピコ協定が結ばれて100年と書きました。
第一次世界大戦中の1916年5月16日に、イギリス、フランス、ロシアの間で結ばれたオスマン帝国領の分割を約した秘密協定です。
今の中東の混乱がここに始まったことは事実です。
イスラム国は「サンクス・ピコ協定の打破」をうたっているからです。

その協定により、現在のイラクとクウェートはイギリス、シリアとレバノンはフランスの支配の下に入りました。

イスラム国が領土だと主張している地域はシリアとイラクにまたがっていますが、ここがまさにサンクス・ピコ協定の中心地。

イスラム国支持者がフランスを標的にする理由がここにあります。

そして次はイギリスでしょう。
来年は、バルフォア宣言から100年になるからです。


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