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台湾レポート-25-

2010-09-13 06:25:14 | 取材・旅行
自分の目で見た台湾を社楽的に紹介する台湾レポート第25弾は孔子廟&保安宮

中国では、著名な学者や政治家などの偉人を神格化し、廟にお祀りする習慣があります。

孔子はその代表的人物です。紀元前200年頃の前漢の時代から、孔子を本尊にした孔子廟が建立されていました。
中国や台湾の主要都市には必ずといっていいほど孔子廟があり、学問の神として崇められています。

台北の孔子廟へ行って来ました。



孔子廟の南壁「萬仞宮牆」の四文字。
論語の「夫子之牆數仞/不得其門而入/不見宗廟之美/百官之富/得其門者或寡矣」からとられています。

「学問には近道はない」という意味です。





櫺星門。



櫺星門を内側から見ると・・・。



大成殿です。



階段中央の龍は、紫禁城を思い起こさせます。



孔子廟の本殿中央に孔子の位牌、その周囲に四大弟子(孟子、顔士、曽士、子思士)や12哲人などの位牌が祀られています。

孔子の位牌の上には「有教無類」という論語の言葉を金文字で書いた額が掲げられています。
人類には違いがない。あるのは、教育の違いだけという意味です。
この額は蒋介石元総統の筆によるそうです。





いろいろな展示もされていました。



日本語の解説もありました。



回廊も立派でした。



ここ、台北孔子廟は、日清戦後、日本軍が台北を占拠すると、孔子廟や記念碑のほとんどが破壊され、廟の敷地は日本人学校として利用されていました。
現在のものは、戦後作り直したものです。
台北市が管理しています。

孔子廟の西北に見える巨大な道教寺院が保安宮です。



医療と長寿の神様を祀る保安宮は、1742年の創建です。



萬華地区の龍山寺と清水巌とともに、台北の三大廟のひとつに数えられています。









閑静な孔子廟に比べて、保安宮では、台北の人々の信仰心の篤さに、心打たれました。

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