あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

1月22日の社説は・・・

2013-01-22 06:14:47 | 社説を読む
桜宮高校が体育科の入試を中止しました。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 刑事司法改革―考え違いを元から正せ
・ 卵子提供―ルールの下で慎重に

読売新聞
・ 防衛指針見直し 同盟強化へ日本の役割拡充を
・ 桜宮高体育入試 深刻な体罰が招いた中止決定
 
毎日新聞
・ アルジェリア拘束 政府は危機管理見直せ
・ アルジェリア拘束 企業も自衛策再検討を

日本経済新聞
・ 日本人も犠牲になった卑劣なテロを憎む
・ 入試中止で体罰がなくなるか
 
産経新聞
・ 25年度予算編成 財政規律に危機感共有を
・ 邦人7人死亡 自国民保護の態勢整えよ

中日新聞
・ 桜宮高入試問題 子どもの夢が奪われる
・ 大鵬死去 志を受け継いでほしい

※ 体育科入試中止の判断について。

読売は、橋下市長批判ではなく、やむを得ないという論調です。
橋下市長との距離感がわかります。

読売「試験日まで1か月を切る中で、極めて異例の対応である。」

「入試を中止せざるを得ないほどに、桜宮高の体罰問題が深刻だという判断だろう。」

「橋下市長が入試中止を求めた背景には、桜宮高や市教委への不信感がある。」


これに対して、日経や中日は橋下市長を批判しています。

日経「体罰問題を新規の生徒募集停止に結びつけるのは筋が違う。しかも入試は来月に迫っていたから混乱も避けられまい。あくまで市教委の多数決で決まったとはいえ、橋下氏の強引さを物語る展開である。」

「唐突に「入試中止」を唱えはじめ、市教委が拒否すれば予算を止めるとまで発言をエスカレートさせてしまった。受験生はチャンスを失ったとしても「生きているだけで丸もうけ」などと口走ってもいる。

 不用意な言動で、体罰問題の議論を矮小(わいしょう)化させた非も大きいと言わざるを得ない。」


中日「大人の一方的な理屈で落ち度のない子どもの夢が奪われるのは残念だ。」

「自らの実力ではなく、いわば大人の論理で未来への門戸が閉ざされたのだ。教育行政への不信感が募りかねない。」

「優先すべきは入試の中止ではなく、実態を調べて勝利至上主義の風潮を改め、責任を明確にして再発防止につなげることだ。」

「政治的パフォーマンスが感じられる橋下氏に対し、市教委は見識を示せなかったのか。



「生きているだけで丸もうけ」など、人間性に首を傾げざるを得ない発言を繰り返す橋下発言に対し、読売新聞の「みんなのYES/NO」では、

賛成・・・49%

反対・・・51%

と拮抗しています。(今朝現在)
http://sum.qooker.jp/O/jobBizYesno87/ja/sp1.html

この数字も、橋下擁護に影響を与えているのかもしれません。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。