ノーベル物理学賞は米の3人に 日本人の受賞ならず
ここから http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161004/k10010717861000.html
ことしのノーベル物理学賞に、数学の「トポロジー」という概念を利用して物質で起きる特殊な状態を理論的に説明したアメリカの大学の3人の研究者が選ばれました。 中略
3人は1970年代、超電導や超流動など、物質に見られる特殊な物理現象がなぜ起きるのか明らかでなかったときに、数学の「トポロジー」という概念を利用して説明する理論的な基礎を築きました。 中略
超低温での原子の動きや性質などを研究している東京大学大学院の上田正仁教授は「われわれ研究者にとって、現在は当たり前に使われている理論だが、およそ40年前に提唱されたときにはそれまでの考え方を大きく変え、その後の多くの研究者に新たな研究分野を示した偉大な基礎理論だ」と称賛しました。 中略
「ことしのノーベル賞の選考委員会は、科学の考え方に大きな影響を与える基礎研究がいかに重要かと世界に呼びかけたかったのだと思う。なかなか成果の出ない長期的な研究になろうとも基礎研究にしっかりと取り組んで欲しいという世界中の研究者へのメッセージが込められていると感じた」
昨日、ノーベル物理学賞候補に、鉄系超電導体の発見者 細野秀雄教授を挙げましたが、今回は、その超電導の基礎理論を作った3人が受賞しました。
最近の傾向として、応用面重視があったのですが、今年は、「科学の考え方に大きな影響を与える基礎研究」にシフトしていると言えます。
ここから http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161004/k10010717861000.html
ことしのノーベル物理学賞に、数学の「トポロジー」という概念を利用して物質で起きる特殊な状態を理論的に説明したアメリカの大学の3人の研究者が選ばれました。 中略
3人は1970年代、超電導や超流動など、物質に見られる特殊な物理現象がなぜ起きるのか明らかでなかったときに、数学の「トポロジー」という概念を利用して説明する理論的な基礎を築きました。 中略
超低温での原子の動きや性質などを研究している東京大学大学院の上田正仁教授は「われわれ研究者にとって、現在は当たり前に使われている理論だが、およそ40年前に提唱されたときにはそれまでの考え方を大きく変え、その後の多くの研究者に新たな研究分野を示した偉大な基礎理論だ」と称賛しました。 中略
「ことしのノーベル賞の選考委員会は、科学の考え方に大きな影響を与える基礎研究がいかに重要かと世界に呼びかけたかったのだと思う。なかなか成果の出ない長期的な研究になろうとも基礎研究にしっかりと取り組んで欲しいという世界中の研究者へのメッセージが込められていると感じた」
昨日、ノーベル物理学賞候補に、鉄系超電導体の発見者 細野秀雄教授を挙げましたが、今回は、その超電導の基礎理論を作った3人が受賞しました。
最近の傾向として、応用面重視があったのですが、今年は、「科学の考え方に大きな影響を与える基礎研究」にシフトしていると言えます。