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11月17日の社説は・・・

2013-11-17 06:14:25 | 社説を読む
テーマは広く分かれそうです。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 天皇の葬送―「お気持ち」を尊ぶ形に
・ 日展の疑惑―抜本改革を進めるとき

読売新聞
・ 秘密保護法案 将来の「原則公開」軸に修正を
・ 自動車課税 公平な負担へ議論を尽くせ
 
毎日新聞
・ 会計検査院報告 ずさんな支出を改めよ
・ ケネディ新大使 日本とアジアの力に

日本経済新聞
・ 電力とガスは市場改革で歩調をそろえよ
・ 仕上げに入った「平成の皇室」

産経新聞
・ 邦人の陸上輸送 前進だが十分といえるか
・ 検定基準改正 「国」深く学べる教科書に
 
中日新聞
・ “凡庸な悪”について 週のはじめに考える 

※ 皇室関係が続いています。

 ここでは、日展を取り上げます。

 展覧会で賞を決めるとき、審査員に謝礼を出すような話は、以前にも聴いたことがあります。

 そもそも、書でも絵画でも、ある程度のレベルまで行くと、賞の基準がよくわかりません。

 朝日がそこを指摘しました。

「「書」の一部門で09年、書道界の重鎮が、有力8会派に入選者数を割り振るよう審査主任に指示していた疑いがでている。」

「洋画でも、団体の規模に応じ、審査員を割り振ったと幹部が認めている。特選10人を決める時には「うちの団体から3人入ってしかるべきだ」などと主張するという。」

「談合のほかに、金銭授受の疑惑も出ている。入選や特選になれば、会派代表の作品を買ったり、謝礼を支払ったりすることが慣例化しているという。」

「日展は特選2回で審査員・会員となり、出世の階段をのぼるシステムだ。」

 内輪のことなら勝手にどうぞといえますが、問題は次の点にあります。

「日展は昨年4月、内閣府から公益社団法人に認定され、税制面で優遇されている。」

 公の展覧会だから不正は許されないのです。 

 中日“凡庸な悪”について 週のはじめに考える哲学的で、読み応えがあります。

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