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哲学入門1 神話から哲学がうまれた理由とは?

2019-01-17 05:21:47 | 哲学の窓
今日から白坂慎太郎先生の哲学入門シリーズを、私見を交えて紹介するシリーズを復刻します。
2年に一度、少しずつ改訂しています。

これは、わかりにくいと思われている「哲学」をわかりやすく説明した、とてもよくできている動画です。
更に簡略化して紹介しますので、興味を持たれた人はぜひ動画を見て、さらに、関連書籍へと進んでください。
個人的な主観が入ることをお許しください。、

第1回は神話から哲学がうまれた理由とは?です。


 ここから https://www.youtube.com/watch?v=9YTUZuViYXA&index=1&list=PLy3eeYyvpdHEwVtjzqJI9yN69-sEi_Rzv

テーマはなぜ哲学が生まれたのか?

シリーズ全体を通して、哲学を次のようにとらえています。


人は、真実を知りたいという欲求を持っています。

これに最初に応えたのは「神話」です。

「ものごとは神々の意志と力によって生じている」という世界観です。

有名なのが、「ギリシャ神話」

ゼウスという最高神をはじめとする神々の働きで、世界のあり方や人間の生き方を説明しました。
不死という無限の神と人間を対比することで、人としての分をわきまえた行動を求めたのです。

しかし、何でも神のせいにすると、真実が見えなくなります。
例えば、今の人なら雷が発生する理由を説明できますが、当時は「神の怒り」としていたのです。


このような中で、新たな考え方をする人が現れました。
紀元前6世紀、日本では縄文時代です。

「人間とは何か?」
「人間とはどのように生きるべきか?」
を考える人が現れたのです。

真実を知りたいと考え続けることが哲学

初期の哲学者は、自然の観察から始まりました。
事実からその法則性を見出そうとしたのです。

人間は理性的存在で、自然を理性でとらえられるとしたのです。
それが、「合理的世界観」

自然の完全性を、神の働きとみるか、自然そのものの働きとみるかで分かれたのです。

その一方が宗教、もう一方が哲学なのです。


なぜ哲学が生まれたのか?

それは、神という考え方を排除して、人間の理性により「人間とは何か?」「人間とはどのように生きるべきか?」を考え始めたからなのです。

第2回は「自然哲学とは?」です。

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