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「ウィーンフィル 魅惑の名曲」聴き直し -24-カラヤンのクリスマス曲集

2021-11-11 06:30:03 | 音楽雑感&関連サイト

小学館 ウィーンフィル魅惑の名曲 vol.24カラヤンのクリスマス曲集を聴き直しました。

時期は過ぎましたが、クリスマス曲を聴くというのも、なんとなく気持ちを楽しくしてくれます。

ちまたにあふれている「クリスマス曲集」ですが、カラヤン級というか、名の通った指揮者による演奏はおそらくは世に出ていません。
その世界では、クリスマス名曲集などは、あまりにも俗っぽいと見られているのかもしれません。

中途半端な指揮者ですと、「あんなもの出して・・・」などと批判を浴びるかもしれません。

それをカラヤンが出しました。いや、見事、出してくれました。

そのバックには、商業主義があったのは事実でしょう。
でも、それでいいではありませんか。

カラヤンなら、批判しようがありません。

録音は1961年、カラヤン53歳。
ウィーン国立歌劇場総監督の頃なので、ウィーンフィルはまさに手兵です。

“これぞクリスマス曲集”として、人類のために残してくれたカラヤン~ウィーンフィルに感謝です。



個人的には、アダンの「ア・ホーリー・ナイト」がお薦め。

カラヤンが重用したレオンタイン・プライスの若い頃の美声が聞けます。
実は、You Tube でも聞くことができます。

http://www.youtube.com/watch?v=lEi9IDV3BzA



レオンタイン・プライスは、おそらく黒人として初のソプラノで、アメリカ人のソプラノとしても最も有名な中の一人です。
ジェシー・ノーマンもいますね。
 
ぜひご堪能ください。


本誌の目次です。

◆ウィーン・フィルをめぐる断章
  ・ウィーン・フィルはいつできたのか(下)

◆マエストロの横顔 
  ・ヘルベルト・フォン・カラヤン クリスマス・ギフト

◆音楽紀行の肖像
  ・ウィーンのクリスマス

◆作曲家の肖像
  ・J.S.バッハ   

◆曲の情景
  ・聖夜に流れるクリスマス・ソング

◆名曲をより楽しく聴くためのキーワード

★CD
 ・クリスマス曲集
  ≪清しこの夜≫≪アヴェ・マリア≫≪アレルヤ≫ほか
  指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン


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