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韓国紙は北のミサイルをどう書いたか?

2012-12-14 06:19:04 | 日本を見つめる世界の目
朝鮮日報の記事から・・・

ミサイル:韓米日3カ国が判断ミス

北朝鮮が長距離ミサイル「銀河3号」を発射する前日の今月11日、韓国・米国・日本の政府が事実上「北朝鮮が今週中にミサイル発射実験を行う可能性はほとんどない」との判断を下していたことが分かった。


ミサイル:極貧国が巨額を投入、軍事目的以外に考えられず

人工衛星の打ち上げに見せ掛けたミサイル発射
衛星自体の装備は粗悪

国際社会は北朝鮮による今回のロケット打ち上げについて「核弾頭の搭載が可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発の一環」と考えている。

北朝鮮は4月のロケット打ち上げ(失敗)と、今回の銀河3号打ち上げに、総額でおよそ9億ドル(現在のレートで約750億円、以下同じ)を投じたものと韓国政府は試算している。


ミサイル:関係国の反応は?


中国は遺憾表明も、安保理制裁には慎重

米ホワイトハウスのトミー・ビーター国家安全保障会議(NSC)報道官は11日(現地時間)に発表した声明で「弾道ミサイル技術を利用した北朝鮮による長距離ロケットの発射は、国連安保理決議に正面から違反しており、核不拡散体制を破壊する深刻な挑発行為だ」「北朝鮮による無責任な行動パターンが改めて示された事例であり、地域の安全保障に脅威となる点を考慮し、同盟国と緊密な協力を強化・拡大していく」と述べた。

中国メディアも北朝鮮によるミサイル発射を強く非難した。
しかし中国政府当局は「遺憾の意」を表明したものの、北朝鮮への制裁には慎重な立場を示すなど、依然として米国との「温度差」が見られる。


ミサイル:銀河3号、韓国の羅老号との違いは?


専門家たちは「根本的に北朝鮮は、宇宙ロケットが必要な状況ではない」との見方を示した。韓国を含む、宇宙開発の後発国の多くは、まず人工衛星を開発し、外国のロケットで打ち上げた後、自力でロケットの開発に取り組んできた。羅老号打ち上げ推進団の趙光来団長は「北朝鮮はまだ十分な機能を有する人工衛星を製作する能力がないのに、先に運搬手段を手に入れたため、国際社会から疑いの目で見られることになった」と語った。また、建国大の李昌鎮教授は「人工衛星の打ち上げであれば、前回は東に向け、今回は南に向けるということはしない。人工衛星よりも、別の実験の方が大きな目的だ」と指摘した。


ミサイル:北朝鮮に後れ取る韓国


北朝鮮の銀河3号が、人工衛星の軌道への投入に成功したことが確認されれば、世界で10番目に、自国領土で人工衛星を打ち上げる「スペースクラブ」への仲間入りを果たすことになる。韓国は当初、2005年に世界9番目のスペースクラブ入りを果たすとの目標を掲げたが、ロシアが第1段ロケットの技術移転を拒否したため、計画は一向に実現していない。この間、08年にはイランが宇宙ロケット「サフィール」の打ち上げに成功し、世界9番目にスペースクラブへの仲間入りを果たした。


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