あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

パンポチェへの路-11-

2019-02-11 05:40:57 | 取材・旅行
えほんのもりで行われた、日本山岳会学生部パンポチェ登山隊リーダー 蔵本悠介さんの講演を、土井が主観を交えて報告する第11弾。

前回からいよいよ登山が始まりました。

高さ200mあまりのアイス・フォールに、1週間かかったのには驚きでした。
特に最後の写真。



これはFIXロープで登っています。

FIXロープとは、固定ロープです。
例えば、ベースキャンプと次のキャンプの間に難所があるとき、あらかじめそこにロープを張っておき、それを伝わって登り降りをします。
今回のアイス・フォールがそうでした。

そのなかでも、ヒマラヤなどで荷揚げなどの作業を効率化するためにフィックスロープをセットすることを【ルート工作】といいます。

この写真のように、急斜面の時がそれに当たります。

このような写真を見ると、やっと「ヒマラヤ!」という感じがしますね。



しかし、C1(1回目の中継キャンプ)では、盗難の被害が!
ラーメンが食べられた・・・

いったい、誰が!
ここまで人は来られないはず・・・



2回被害にあったそうです。
ラーメンが好きな小動物がいるのでしょう。


さて、

今回の参加隊員は6名。
関東、関西の大学から3名ずつ参加しています。

隊長で渉外担当の蔵本さんのほか、
食料係、装備係、ルート係、医療・気象係、協賛係 と役割を分担して活動しています。

学生だけで行うその行動力、企画力、マネジメント力など、すばらしいことです。
これなら、企業から引っ張りだこになりそうですね。いや、なって欲しいですね。

まぶしいくらいに輝いて見えますが、みなさんはどう思われるでしょうか?


話を戻しましょう。

次のキャンプ地 C2 までは、難しいところはなく、ヒドンクレバスに注意しながらタイトロープで進みました。

ヒドンクレバスとは、雪がクレバスを覆ってしまうことで、目に見えない落とし穴が出来てしまうこのです。

また、タイトロープとは、ロープにつながった2人が同時に行動する登り方です。



信頼感が何より大切ですね。



すばらしい天候です。
日焼け止めを塗らないとたいへんなことになります。



そうして、C2設営予定の国境コルまで進みました。
写真の左端の緑色の小さな○印(だと思います)で、標高5,600mです。



写真が大きくて、驚いた?

ごめんなさい。小さくするのを忘れました。
自分が驚きました。

9月14日にC2を設営しました。



C1設営から、3日目です。

続きます。









コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。