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3月19日の社説は・・・

2016-03-19 05:25:05 | 社説を読む
今日もテーマが分かれるか・・・

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 教科書検定 押しつけは時代遅れだ
・ 北朝鮮の挑発 自らの足元を崩す愚行

読売新聞
・ 北ミサイル発射 国際社会で孤立深める軽挙だ(2016年03月19日)
・ シリア和平協議 露軍撤収で道は開けるのか(2016年03月19日)

毎日新聞
・ 教科書検定 多面的思考の育成こそ
・ アダムズ方式 「違憲」覚悟の先送りか

日本経済新聞
・ 原発事故の避難計画は継続的に改善せよ
・ 増税延期の是非慎重に判断を
 
産経新聞
・ 暴走する北朝鮮 日韓間の協定締結を急げ
・ 高校教科書 根強く残る偏向に呆れる
   
中日新聞
・ 高校教科書 心配な国の出しゃばり
・ 廃止法案審議に応じよ 安保法を問う

※ 高校の教科書検定が4社に登場しました。

朝日です。
「現在の検定制度は、紙の教科書を前提にしている。

 だが、参考になるサイトのアドレスを書く教科書が増えてきた。検定でもその内容を確認しているが、ページの内容はどんどん変わる。国が中身を吟味し切れるものではない。

 教科書の一言一句に目くじらを立てる検定は、もはや時代遅れではないか。幅広い教材を認め、教師の指導の裁量を広げ、子どもが多角的に考える機会を増やす。検定も、その方向に踏み出してもらいたい。」


中日はもっと過激です。
「目下の教育改革の目標のひとつに、独創的な授業への転換がある。先生が一方的に知識を伝えるのではなく、学び手が問いを立て仲間と議論して解を探る。狙いは主体的に学ぶ力を培うこと。先生も発想を変えねばならないのだ。

 選挙権年齢の引き下げに伴い、高校生は政治活動にも参加できるようになった。学校で配られる分厚い本ばかりが教科書ではないことに気づきたい。

 今度の結果を見てあらためて素朴な疑問が浮かぶ。義務教育でもない高校に、なぜ学習指導要領が必要なのか。なぜ教科書検定が強いられるのか。国民的議論を巻き起こす時期ではないだろうか。」


一方産経は、
「検定意見がついた例は、生徒との討議を想定したページで教師が「日本が世界のどこでも戦争ができる国になるのかもしれないね」と答える所だ。「誤解するおそれがある」と意見がつき、「…平和主義のあり方が大きな転換点を迎えている…」と修正された。」

「 検定に対し「政権寄りの考えを書かせようとする」といった批判が相変わらずあるが的外れだ。国際情勢の変化など背景を十分教えず、安保法制に反対する側の政治主張を潜り込ませようとする教科書会社の編集姿勢こそ問題ではないのか。」

中日と産経は真逆です。

ただ中日の「出しゃばり」という表現は週刊誌的です。

「義務教育でもない高校に、なぜ学習指導要領が必要なのか」も、もっとく詳しく社の見解を聞いてみたくなります。
高校も公教育です。
学習指導要領がないと、大学入試はどうやって問題を作るのでしょうか?
一般教養?
今後の説明が楽しみです。

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