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勇気づけの学級づくり-2-

2018-01-13 05:32:58 | 学級経営・学級づくり
赤坂真二先生の講演内容を主観的に紹介する2回目。
前回の問題です。


新しい学年がスタートした早々、
授業が始まるとT君(6年生)はナイフを出して挑発してきた。
「それしまいなさい。」というと、
「先生、教師は子どもを殴っちゃいけないんですよね。」
と返してきた。
さて、あなたならどうする?



このような、いわゆる「困った子」は、程度の差こそあれ、誰でも経験があるでしょう。

「なぜこの子はこんなことをするのだろう?」
「なぜ注意してもやめないのか?」
「怖いけど、ここで引き下がっては教師の威厳を示すことができない。」
「力ずくでナイフを取り上げようか…」

いろいろな考えが浮かびます。

しかし…

困った子どもは、自分自身の問題に困っている子どもなのです。
自分だけの力では課題を解決できないから困っているのです。
まず必要なのは、「対決」よりも、「支援」よりも
「分析」なのです。

しかも、分析のための分析ではなく、次に行動するための分析なのです。



アドラー心理学は、正式には「個人心理学」といい、「目的分析学」とも呼ばれています。

この名称が、全体の性格をよく表しています。

次回に続きます。

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