あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

道徳について/内田樹の研究室

2019-09-04 05:48:06 | お気に入り
内田樹の研究室より道徳についてを紹介します。


 ここから http://blog.tatsuru.com/2019/09/03_0951.html

読み応えがあります。

人によって、薄っぺらな道徳と厚みのある道徳がある。底の薄い道徳と奥行きの深い道徳がある。手触りの冷たい道徳と手触りのやさしい道徳がある。軽い道徳とずしりと重たい道徳がある。でも、正しい道徳と間違った道徳があるわけではない。
 どれもそれぞれの仕方で「正しい道徳」なのです。ただ、そこには程度の差がある。その程度の差をもたらすのは、こう言ってよければ、一人ひとりの成熟の差です。
 成熟した人の道徳は深く、厚みがあって、手触りがやさしくて、ずしりと重い。未熟な人の道徳は、そうではない。それだけのことです。そして、できることなら、成熟した人間になって、成熟した道徳にしたがって生きてゆきたい。僕はそう思います。


いつになく、わかりやすい言葉を選んでいます。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。