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“幼保一元化”素案まとめる

2010-04-27 06:06:18 | 教育関連情報
今朝のNHK(4月27日 5時7分)のニュースです。

---------以下引用---------

子育て支援策を検討している政府の作業チームは、すべての子どもに質の高い教育と保育を提供するため、いわゆる「幼保一元化」を行って新たに「こども園」を創設し、財源も一本化して、権限とともに市町村に移すなどとした新しい制度の素案をまとめました。

それによりますと、保育所の待機児童を解消し、仕事と子育ての両立を支援するためには、いわゆる「幼保一元化」を実現する必要があるとして、現在、幼稚園と保育所に分かれている運営や設置に関する基準を統合して新たな指針を作り、幼稚園と保育所の機能を兼ねた「こども園」を創設するとしています。

そのうえで、すべての子どもに質の高い教育と保育を提供するため、国と地方自治体、事業主などが拠出する新たな基金か、特別会計を創設して財源を一本化し、地域の実情に応じたサービスが提供できるよう、権限とともに原則として市町村に財源を移すとしています。

政府は27日、子育て支援策を検討するための関係閣僚会議の初会合を開き、今後、詳しい制度設計の検討を進めることにしており、来年の通常国会に必要な法案を提出し、平成25年度から新しい制度を実施したいとしています。

----------引用終わり---------

保育園と幼稚園はよく似ていますが、実際には、その目的、対象年齢や施設にいる時間、日数など、大きく異なります。
そもそも、それぞれの所管が異なり、法令においてもはっきり区別がされています。

次に、区別がよく分かるサイトがあります。ご覧下さい。

http://nursery.a-lot.jp/contents/difference.html

この両者を統一しようと言う動きを「幼保一元化」といい、1996年からその動きが始まりました。
そして、その10年後、「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」 が制定され、認定こども園制度が開始されたのです。

何でもそうですが、1つのものを2つに割るより、2つのものを1つに合わせることの方が多くのエネルギーを要します。

平成25年度からの実施に向けて動き始めました。

ただし、政権の動きによっては、どうなるか???

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